2011年11月20日(日)に、広島にてtwitter文芸部のオフ会を行いました。
ここではそのメインイベントとして行われた、読書会の模様を報告します。
取り上げた書籍は、マリオ・バルガス=リョサ著 『若い小説家に宛てた手紙』です。
著者の考える小説家のあるべき姿や、小説の技法を、数々の文学作品を例に挙げながら示しています。
※著者のマリオ・バルガス=リョサについてはこちら
読書会では著者の考えを追っていきながら、自らの創作に対する思いを語り合いました。そして、自分がこれまでに読んできた、技法が的確に使われている小説を、それぞれ紹介し合いました。時間が限られており、語り尽くせなかった部分もありますが、それでも有意義な読書会になったと思います。
参加者はイコ、6、プミ(元部員)の3名です。ホストはプミが担当しました。
また神崎裕子、あんなの2名から、事前に募集した感想文の提出がありました。※敬称略
この読書会を録音した音声(MP3ファイル)を以下に示します。
また、部員による感想文と、参加者が読書会の中で紹介した本のリストも掲載します。
なお、これらは『若い~』をあらかじめ読んでないと分かりにくい部分があります。
パート1(約1時間 26MB) ⇒ 音声ダウンロードはこちら
・ごあいさつ ・部員の感想文紹介 ・参加者の雑感
・心構えについて ・テーマについて ・説得力について
パート2(約1時間10分 31MB) ⇒ 音声ダウンロードはこちら
・現実のレヴェルについて ・マジックリアリズムと幻想小説の説得力
・さまざまな転移と質的飛躍について ・通底器について
・隠されたデータについて
パート3(約30分 15MB) ⇒ 音声ダウンロードはこちら
・時間について ・小説は“失敗の芸術” ・リョサはまとめすぎか?
・通底器の応用編(構造的比喩)・最後に
部員(神崎裕子、あんな)による『若い小説家に宛てた手紙』の感想文はこちら。
参加者3人による、技法を用いた小説などの紹介(ブックガイド)はこちら。