第1部より。→第1部「月」とはなにか
【三島のテクニック】
イコ: それではもうひと踏ん張りwしていきましょうか
プミ: はーい
緋雪: おー
イコ: まずこの小説のおもろいところは、会話から始めているところです
イコ: いきなり3人の会話から始まる効果はどのようにあると思いますか?
緋雪: 読みやすさは出てきますね。ただ、意味深な伏線をもってくるよりは
だいぽむ: 世界に入り込みやすいというのはあるね
プミ: セリフは登場人物の感情を表しやすいから、性格がわかる。「が言った」の連続もリズムいい
イコ: さすがです、みなさんww
イコ: 世界に入り込みやすく、しかも読みやすい、登場人物の性格もわかる
緋雪: 小学校のとき先生に教わったw
だいぽむ: w
イコ: この会話だけで、3人の性格がわかるんですよ
イコ: ハイミナーラは理論くさい
イコ: キー子はなんかふざけてる
イコ: ピータアは実際的な性格である
イコ: わりと最後まで当てはまるでしょう?
だいぽむ: そうね
緋雪: うん
プミ: わかる
イコ: なにげなく書いているように見えて、実はおそろしく計算している
イコ: これが三島のうまさですよ
緋雪: 仮面の告白とか何気ないところが巧過ぎだもんな
イコ: しかもここから3人の紹介にうつるんだけど、紹介文、とっても短いですよね
イコ: あ、そうそう、仮面の告白もすごいですね。冒頭の態度表明が・・・
だいぽむ: 読んでないですねぇ
プミ: 僕は文学を読もう、と大学の時思って、初めて読んだのが仮面の告白
プミ: くらくらしました。
だいぽむ: へぇ
イコ: そうなんですか、おれはけっこうキツかったな・・・。あれを文学の導入にしてたら、きっと今頃文学好きじゃないかも
だいぽむ: 印象的な出会いですね
プミ: うん。好きじゃなかった。実は三島は、それ以来、避けてる。金閣寺すら読んでないw
だいぽむ: w
だいぽむ: 金閣は読みましたw
イコ: 緋雪さんは、読みやすかったってツイートしてた
プミ: そうなんですか、
緋雪: けっこう読みやすかったですね。
緋雪: というか
緋雪: 割とオイラは間違った方向に行くと三島みたいな生き方になっちゃっている気がするので、
だいぽむ: 切腹ですか!
緋雪: そこまではいかないんだけどw あの時代に生きているとそうだったのかもしれない。
緋雪: だからこそ、何となく文章が入ってきやすいんですよ。
プミ: ははー、でも今回「月」を読んで、もっと読んでみようと思いました。言葉の使い方がこまやかなきがした。
イコ: こまやかですよね
プミ: テキスト論的にみると、すごく難物ですが、おもしろかった。
イコ: 『モダン・ジャズの店を出た三人は深夜の十二時すぎにあけている煙草屋で、一本二十円の蝋燭を十本買った。』
イコ: これすごい文だと思いませんか
イコ: 並の作家には書けません
緋雪: この時代や背景に生きていないのに、全部脳裏で映像にできるんだよね
だいぽむ: なんか音感が良い
だいぽむ: じゅじゅじゅー
プミ: 数字の羅列がリズムいい
イコ: 若い作家ならこう書くでしょう。
三人はモダン・ジャズの店を出た。深夜十二時をまわっていた。煙草屋はまだあいていた。三人は十本の蝋燭を求めた。
緋雪: 詩とかうたのリズム感を出しているのがすごい
だいぽむ: 短い文章にたくさんの情報を詰めてるってことね
イコ: そう、リズム感を保ちつつ、必要な情報を一文にすべて詰めてる
プミ: たしかに、そうなってる。一本二十円と書いたのは?
イコ: そのために、数字を羅列しているのもやはりテクニックでしょうね。
イコ: さらに一本二十円と書けば、リアリティが出るでしょう
イコ: 作者の態度表明かもしれない
イコ: あくまで現実を見ている、という
緋雪: 蝋燭の値段でこの時代の金銭面のリアリティをあらわしているとも思った
だいぽむ: 少なくともリアリティを考えて作品を書いた上での産物だろね
イコ: そうですね。やっぱり現実を大事にしている感はありますよ。三島は作家として、主人公たちといっしょに夢想しないんです
緋雪: 自分の価値観は入れているけど、主人公たちにあわせているわけではないのが逆に読みやすいんだよね
イコ: 今の時代の感覚で読むと、当時の貨幣価値のようなものをあらわしていて、やはりリアリティは出ますよね>緋雪さん
プミ: 主人公たちと距離をとっている、ということ?
イコ: そう思います
緋雪: そうですね
イコ: こっからさらにおもしろいですよ
イコ: 「ビール」「コカ・コーラ」「ジン・パン」「トランジスタ・ラジオ」
イコ: カタカナの嵐!
イコ: しかもどれも、アメリカ的
イコ: アメリカ発祥の「ビート」にかれらが共振しているような感覚が出ませんか
だいぽむ: 狙ってるでしょうね
緋雪: 日本であって日本で無い場所
プミ: あ、それで聞くんだけど、アメリカの「ビート」って、物質文明を否定してるんじゃないでしたっけ、この人たちって「物」を思いっきり崇拝?してませんか?
だいぽむ: そうなんです?
イコ: あ、そうかもしれないですね。物質文明の否定、っていうのはよくわからないんですけど
緋雪: だからこその日本版「ビート」なのかなって勝手に解釈してました
プミ: たぶん、だからヒッピーたちに受け入れられたんじゃなかったっけ?むしろ人間らしさを求める運動みたいな、だから日本は無軌道という部分だけ都合よく受け入れられたんじゃないかと
イコ: なるほどね
イコ: 日本的な、借りパク精神か
緋雪: そうそう
プミ: ほんとうにそうだねw
イコ: 逆にそれもリアリティだ
プミ: 日本のリアリティだね。すすめてください。
イコ: 冒頭の三島のセンスは、まださえわたります
イコ: 『三人とも悲しくてたまらず、げらげら笑っていた。』
イコ: 悲しさと笑いをいっしょにした!
イコ: しくしく泣いていた、だったら凡庸な一文ですが
イコ: ここに現実に背を向ける、皮肉な感じが出ませんか
緋雪: 「今」を笑っている感じが出てるね
だいぽむ: 悲しくてたまらず、って言う感情を書いちゃうのはどうなんだろう
イコ: わざと書いてるってとこじゃないかなぁ
だいぽむ: まあわざとではあるだろうけどねぇ
だいぽむ: 個人的には好きじゃないw
イコ: それを表現しろよって感じかな
だいぽむ: うーん
緋雪: だいぽむ君は嫌いそうな文だよねw
だいぽむ: 悲しんでいる、というのを所与の条件としちゃうのがねぇ・・・
イコ: たしかにイメージの固定を免れ得ないところはあるね
イコ: しかし、次の文章を見ると
イコ: 『ピータアは今朝、真田虫が背広を着ている姿を夢に見た。きっと胃が悪いのだ』
イコ: ものすごくふざけているような気がしない?
だいぽむ: そうね
イコ: 本当に悲しいのかどうかも、わからないような
イコ: マヒしている感覚っていうのか
イコ: すごくドラッグジャンキー的な、イメージでとらえられる
だいぽむ: 悲しんでいるって書いてるにも関わらず、それをそのまま受け取らせないような工夫をしてるってことかね
イコ: そういうことなんじゃないかと思うんですよね
だいぽむ: ふむー
イコ: この夢のイメージから、そのままハイミナーラの紹介に入るのもうまい
イコ: でもちょこっとしか書かない
イコ: キー子も、ちょこっとしか書かない
イコ: ピータアにいたっては、夢以外には書かれもしない
イコ: 下手くそな作家は、ここでかれらの紹介を延々とやる
緋雪: ラノベとかなw
イコ: それは描写で見せていけばいいってことがわかっているんだよ、三島は
イコ: だからビート3人の空気感を出すことに専念した、というのかな
イコ: かれらの雰囲気(無軌道でふざけている感じ)はよく伝わるし、読者も抵抗なく読み進められる
イコ: しかも重要な情報、年齢なんかはそのままポンと投げだすのではなく、
イコ: ちゃんと意味を与えているね
イコ: 『自分たちはひどい年寄りだと思っていた。』
イコ: ラノベだったらまず、亜麻色の髪に、なんたらの瞳、彼女はみんなが振り向くような美貌をもっていて・・・云々を書くでしょw
だいぽむ: ww
プミ: ラノベって読まないからわからない
イコ: あれはラノベが絵と相乗していて、キャラクターの外面の説明抜きに、語れないからなんだけどねw
イコ: とにかく文学をやろうとする作者なら、いきなり読者がひくような説明はしないで、重要なことだけ、うまく表現のなかに織り交ぜて語ることが大切だってことですね
緋雪: そのバランスが巧いのが三島ですね
イコ: そうですね。だから勉強になります
【ビニールの鰐論争】
イコ: ビニールの鰐っていう印象的な表現がありますが、どう思いましたか?
プミ: まさに物質文明的なというか
緋雪: アフリカ=ワニ ビニール=パチモン という勝手な物質的解釈を感じた
だいぽむ: よく分からず。
だいぽむ: ハリボテを怖がってるってことだと思うんだが。
だいぽむ: さて何を指してるのか。
イコ: 比喩が独り歩きしてますよね。そして具体的に何を指しているのかよくわからない。しかしかれらの意識が、ふわーっと融けている感じを受けませんか?
イコ: 常識的なものに対する、反語というのか
イコ: そういうかれらの態度をあらわしていると思いましたよ
緋雪: 反語か~、彼らの態度をあらわしているのかも
プミ: なるほど、あと、後にキー子の手に「融けた」ロウがついて、「固い?の鱗を作った」ていう表現があるが、あそことも関係してくると思うんだけど。鱗という語が、前のワニととても結びついたんだけど。
イコ: あ、なるほど
イコ: その表現、おれもひっかかってたんです
プミ: 僕は、融けていたものが固まったのだから、これは現実的なものと思った。
プミ: だから、ロウの鱗は物質的だけど、ここでは本物の鱗とみる、現実的なものだと。
プミ: だからビニールの鰐との対比でキー子が現実的であることを示唆し
プミ: その直後に、藷の遣口の真似のような光景をキー子が夢見るのだと思ったのだけど。
イコ: つながってきますね
イコ: なにかしら示唆的な表現には感じていたんですが、そこまで明確な連関はしていませんでした
だいぽむ: ははぁ
だいぽむ: なるほど
だいぽむ: 今読み返して納得しました
イコ: 結局読者には、そこまで意識的にとらえられなくてもいいと思うんですよ
緋雪: つながってきますね
イコ: でも、無意識に作用するように、読みのヒントを埋め込んでいく
イコ: 無意識下でも、読者にそういうイメージをもたせられれば、作者としてはいいわけです
プミ: まあ、そうだね。実際鱗で、鰐を僕も思い出してるわけだし。
だいぽむ: ビニールのワニ=芋ってことですよね?
だいぽむ: ようするに
プミ: えっと、あれ、そうではなくて…
イコ: あ、どうなんだろ?そういう風には思わないけどな
だいぽむ: あれ??
プミ: 逆です。
だいぽむ: ビニールのワニは、ビート?
イコ: ビニールの鰐→とけた状態
プミ: うん、そのとおり。
イコ: 蝋の鱗→かたまった状態
プミ: そういうこと
イコ: 対比してるんですよね
だいぽむ: ふむ・・
イコ: ビニールの鰐は空想の産物で、蝋の鱗は現実の産物
だいぽむ: 人は彼らを恐れるものだ、というのは?
イコ: これ、理解しにくい文ですよね。「それでも」ってとこがとくに。
だいぽむ: あ、はいー
だいぽむ: お疲れさまでした
イコ: はい、おつかれさまですー。ありがとうございました
プミ: おつかれさまでしたー
緋雪: お疲れさまでした~。ありがとうございました~
緋雪: ノシ
(緋雪さん退出)
プミ: この彼らって、ビニールの鰐のこと?三人のことじゃないの?
イコ: おれは三人のことだと思うんですが
だいぽむ: 合成樹脂の、冷たい野蛮な、無関心の生存の状態って表現だから
だいぽむ: いわゆる芋がわかと思った
イコ: 「人」が藷側なんだろう?
だいぽむ: だからその直後の文で混乱したんよね・・
だいぽむ: 多分そうじゃないと、つじつまあわないね・・
プミ: そうですよね。じゃあ、このセリフをしゃべっている人は藷だと思いますか?
だいぽむ: 視点の問題だね
イコ: セリフ、というのは、この「人は彼らを怖がるのだ」という一文ですか?
プミ: いや、「おまえのハンドバッグて…」「何言っているのよ…」
イコ: ふむ、そのセリフは自分が藷ではないと信じている彼らのセリフですね
だいぽむ: ふむw
プミ: イコさんのいう彼らって?
イコ: 藷かどうかはともかく、若さだけはびんびんに感じますけどねw
プミ: 誰か分からないひとですよね。
イコ: 誰か、というのは、ハイミナーラやピータア、キー子のことだと思います
プミ: あれ、そうなのか…
イコ: 彼らに代表される、いわゆる三島的ビート
プミ: あれれ、そうか、じゃあ読み違えだ。ぼくはこれが本当にだれか(たぶん藷的な人)で、世間にもこういう会話が成り立っているにも関わらず、彼ら(ここは三人のこと)をそれでも怖がると言っているんだと思った。
だいぽむ: 僕もそっちかと
イコ: はー、なるほどね
プミ: あれ、それならだいぽむさんがここに疑問を感じる理由って?
イコ: いや、しかしおかしい気がしてきた
プミ: ???
だいぽむ: うーん?わからなくなってきた
イコ: 昼の次に夜が来るって感じるっていう理論がきらいな「かれら」は誰?
だいぽむ: さんにん
プミ: これはビートでしょう。
イコ: 誰かがそう言っているの「誰か」は誰?
プミ: 本当に「誰か」分からない人
イコ: ビートではない、もっと多くの人ってこと?
だいぽむ: 三人ではないと思う
だいぽむ: うーん
プミ: そうだね、世間の人の代表二人
イコ: じゃあそのあとすぐにつながってくる、「彼ら」は誰?
プミ: いま、イコさんが言ってるのは「かれら」と「彼ら」、明確に描き分けられているのになんでってことだよね?
プミ: 漢字交じりとひらがなで
イコ: それもありますし
イコ: もしここで「無関心な生存の状態」を、「世間の人」と定義するなら
イコ: 人が彼らを怖がるのはおかしい気がする
プミ: ビニールの鰐はたしかにいっぱいいる。で、一回切れてる。
イコ: しかし、世間の人の会話のイメージと、合成樹脂の無関心な生存の状態は、密接に連関するでしょう?
イコ: ビニールの鰐ですよ。
イコ: 合成樹脂です
だいぽむ: ここで会話してんのはやっぱ芋じゃね
だいぽむ: アフリカ(遠いとこ)にはビニールのワニ(ビート)がいっぱいいるんですって。
イコ: 世間の人も「ビニールの鰐」っていう言い方をするのに、彼ら(三人)を怖がるっていう言い方はたしかにしっくりくるけどさ。それなら彼らが何を指すのかが分からなくなるんだよ。
イコ: ほう
イコ: ビート=ビニールの鰐で
イコ: ビニールの鰐=彼らだね
だいぽむ: そうだね
イコ: そういうふうに世間ではよくいわれるのにもかかわらず
イコ: それでも人は彼らをこわがる、と
だいぽむ: うん
イコ: 合成樹脂なのに、こわがる、と
だいぽむ: ワニだしW
イコ: なるほどね
イコ: ようやくつながった
だいぽむ: すこし疲労w
イコ: また解釈になってきたねw
だいぽむ: w
イコ: 23:05から、三島のテクニックについて、もう少しまとめて終わりましょう
だいぽむ: うい
【再び、三島のテクニック】
イコ: 小説って、やっぱ人物造型と、その人物の行為を必然にする、場所を描くことが必要かと思います
イコ: 短編ならなおさら、短い言葉できちんとその固有の人物を造形することをおろそかにしちゃいけない
イコ: ビートってひとくくりにしちゃいがちだけど、三人はすごく性格も考え方もちがう
だいぽむ: もどり
プミ: もどりました。前の方も見ました。納得です。
イコ: これが小説のうまさだと思うんですよね
だいぽむ: イメージの使い方はうまいなあと思う
だいぽむ: 闇の中の光を想起させるものが色々ある
だいぽむ: 月もそのひとつだけど。
イコ: そうだねぇ
だいぽむ: 黒猫のガラスのような眼玉もそうだ
イコ: 視覚的なイメージを大事にする作家だな
だいぽむ: うん
イコ: この作品では、あまり嗅覚には言及しないよね。それが無関心な生存の状態につながっている気がする。
イコ: だからこそ、猫の死体の表現がきく
だいぽむ: なるほど
だいぽむ: 猫が燃える匂いか
イコ: そう
イコ: ふだんのかれらは、無臭の世界の住人(夢想の住人)だけど
イコ: そういう要所に、現実の臭いを侵入させる
イコ: これもテクニックだろうなぁ
イコ: プミさんは、なにかありますか。三島のテクニックで。
プミ: イコさん、だいぽむさん、本当にすみません。本当にこんないいところで申し訳ないのですが、退出させてください。本当にすいません。
だいぽむ: あ、はい^^;
イコ: はい
プミ: 迷惑をおかけします。本当にすいませんでした。
だいぽむ: いえいえ
だいぽむ: またやりましょう
イコ: とんでもないです、おつかれさまです!
プミ: ありがとうございます。感謝します。本当に勉強になりました。またやりましょう。ごめんなさい。
プミ: 失礼します。
だいぽむ: ではー
イコ: おれも勉強させてもらいました。ありがとうございましたー。
(プミシールさん退出)
だいぽむ: さて。
イコ: さて
イコ: 2人になったわけだがw
だいぽむ: ふたりになってしまった
イコ: ww
だいぽむ: まぁ会話センスいいよね
だいぽむ: 三島は
だいぽむ: 読んでて面白いじゃん
イコ: ちょっとひょうきんな感じもしつつ
だいぽむ: 一文凄くいいと思う
だいぽむ: 一文目
だいぽむ: みんなうるさい、芋ばっかりだ、やつらは。
イコ: いきなり藷っていわれんのもねw
イコ: そういきなりは書かないよね
だいぽむ: 名作家は会話も面白いもんさ
イコ: 心がけよう
だいぽむ: 凡作家は会話がのっぺりしている
イコ: どきどき
だいぽむ: w
だいぽむ: そんなもんかねー
イコ: 今日はいっぱい話しましたね
だいぽむ: そうだね
だいぽむ: 月を選んだのが正解だと思うよ
イコ: こんなに楽しいことはなかなかないよ
だいぽむ: 語りがいがある
(文・イコ)