ホスト:神崎
参加者:あんな、小山内 豊、小野寺、牧村拓、フランツ、芦尾カヅヤ、緑川、常磐誠
文章参加:イコぴょん、崎本智(6)、しろくま
①活動報告
神崎: 21時になりましたので定例会を始めたいと思います。よろしくお願いします。
牧村拓: お願いします
フランツ: よろしくお願いします。
神崎: まずは先月の活動報告です。僕は8月号に『仙人掌』を投稿。読書数は文芸書に限ると2冊と振るいませんでした。
牧村拓: 読み:エッセイをいくつか 書き:掌編を2,3個・コラムを投稿・中編を半分まで書いたのがふたつ
小山内 豊: 読書『存在の耐えられない軽さ』『戦場の一年』
創作『夏』特集に一編
あんな: 書くのも読むのもいまいちでした。まともに読んだのは「きことわ」くらいか。あとは全部途中です。
フランツ: 読書は5冊だが、うち2冊は単なる趣味です。
活動としては芥川賞読書会(「苦役列車」)に参加、投稿作品は相変わらずなし!(あぁ……)
神崎: では欠席者の報告を紹介しますね。
崎本 智(6)
7月は「屑かごのなかへ」という詩を文学極道に投稿。「アニエス・ラリサ(1974)」を月刊ツイ文に投稿。舞城「美味しいシャワーヘッド」朝吹「きことわ」町田「くっすん大黒」多和田「犬婿入り」などを読み、ガンダムのDVDを視聴していましたw
小野寺
今月の活動、読書15冊ベンヤミン、カルヴィーノ、プルースト、マルケス、ボルヘスその他、ツイ文8月号短編書きました。各種読書会に参加
イコぴょん
読書は15冊。先月に立てた目標を達成した。おもしろかったのは中村文則の『迷宮』で、エンタメと純文学が高いレベルで融合していた。書く方は、詩をひとつ書いて月刊に投稿した。
しろくま: 特にないですね笑。文學界の役割演技を読んだくらい
常磐 誠:自分の報告はあんまりにもあんまりなんですが、書く―なにも進まず。先月のテーマ、夏も挫折。長編も進まず。読む―緑川さんに借りた本未だ積まれたまま……。
カヅヤ: やったこと
中上健次「軽蔑」読了
他、有名どころのマンガを読みあさる。
月刊の作品の作成。他の生活をあるていど犠牲にすれば、三週間弱で40枚書けることが分かり、ちょっと自信に。
緑川:読書は芥川賞読書会を中心に数冊と、気の向くままに数冊
書く方は進んでないです。ブログで少しです
神崎: 特に質問等がないならば次に行っちゃいますがどうでしょうか
あんな: 大丈夫です
フランツ: 問題なしです。
②今後の活動予定
神崎: では、次に今後の活動予定をお願いします。
小山内 豊: 八月
北日本をだす。
結局手をつけていなかった長編とにらめっこをする。
フランツ: 取り敢えず落ち着いたら積んでいる本をどうにか消化したい。書く方は今月中に30枚仕上がれば上等、といったところでしょうか。
牧村拓: 書きかけの中編を2つ完結させる・新たに短編を3つ、エッセイをひとつ書く。
すべて別所のイベント用なので多分twi文では後悔しない
twi文のほうではまた特集出せるようなら……(帰省もあるので厳しいか
フランツ: 小山内さんも北日本w俺も今年3回目の挑戦しますよ
あんな: 文學界と新潮にむけて本腰入れるのと、ひさしぶりに詩とか書きたい
神崎: 本を十冊程度読み、短編を一つ書き始める。ことを目標にしたいけれどなかなか難しそうです。
小山内 豊: 私は二回目です。熟練投稿者相手にがんばりましょう^^
神崎: 欠席者の意見を載せますね。
小野寺
活動予定読書20冊、オフ会読書会に参加、群像応募書き始める、ツイ文に短編、連載を書く。以上です。
イコぴょん
8月も引き続き15冊を読みきりたい。書く方は1日2枚書くようにしたい。書く人のためのイベントを何か主催したい。
常磐 誠: 来月(というか8月)は積み本の消化とツイ文寄稿に
カヅヤ:やること
12月末までに100枚程度の作品を書き上げる。そのために、黙々と作業を。
発表の場を失っている詩があったので、今月、試しに詩手帖に投稿してみる。
創作とはあまり関係ない分野で読みたい本があるので、興味の赴くままに読みあさりたい。
神崎: 文學賞目指した活動予定が多いですね
牧村拓: ううん、活発だ
各自なんらかの賞に向かっておられるようなのでこっそり応援したいです
小野寺: だが今のところ何もしてない♪
あんな: 終わる気がしない♪
牧村拓: まあこれからでしょうw 賞に関しては正直よくわからないけど非公開あれば参加します
あんな: 一ヶ月で15冊とかどうやったら読めるのか教えてほしい
神崎: 八月は盆もあり文芸に手を触れる機会が少なくなりそうですw
牧村拓: 無職になればほら簡単でしてな
小山内 豊: 無職でも二日で一冊を一ヶ月続けるのはきつそう。
小野寺: 読みかけの薄い本を狙い打ちにするんです
牧村拓: それはずるい
フランツ: 本によっては可能かもしれない……(短いの狙いw)←ずるい。
小山内 豊: 集中力が違うんじゃないかなぁ。私は無理です。
神崎: 15は漫画本なら可能ですねw
牧村拓: 学生のときは月40くらい読めたけど今は10前後で限界です、衰えました
フランツ: 漫画は本代を無視して本気で廃人になれば50冊は確実にいけると思うw
小野寺: 緑川さんは百年の孤独を1日で読んだそうです
牧村拓: 本代もありますからなあ・・・
神崎: では、八月の合評会のスケジュールを決めてしまいましょう。
牧村拓: あいさ
あんな: はい
神崎: 今回は7作の投稿があり日を分けてやる方が良いと思いますがいかがでしょう
牧村拓: そうですね、2日はほしい
小野寺: 賛成です
小山内 豊: 賛成です。十一時から三作目とか、きついですよね。
神崎: 候補としては8/11,8/12、 8/18、8/19 8/25、8/26のいずれかとなると思いますいつがよろしいでしょうか。いずれも土日です
牧村拓: 3つ目は後半にずれこみすぎる
フランツ: ぜ、全滅だと……!?(俺のスケジュール的に)
あんな: 3つ目しか……
フランツ: 皆さんが良ければいつでもいいです。8月は立て込んでいるのでどこになっても全滅の匂いがする。
神崎: お盆もありますのでその間にやるのも手だと思います
小野寺: 私の作品は途中なんで来月回しでもいいと思います
あんな: どっちにしろバイトなので体力と睡眠に合わせてって感じなのでいつでも
牧村拓: あまり後半すぎると来月に支障が出そうだけど僕も3つ目しか参加できない
あるいは3つ目も無理かもしれない
神崎: 皆さんの意見を総合するとどの日も危ないということになってしまいますね
牧村拓: となると無難に1つ目の日程がいいのかな
小野寺: やはり3つ目希望します
神崎: では1つ目と3つ目のどちらでやるか投票お願いします
牧村拓: 選べるなら3つ目
フランツ: 可能性としては3つ目のほうが安全。1つめは絶対に無理です。
あんな: 3つ目が一番出られそう
神崎: では三つ目の8/25,8/26にします。
牧村拓: 把握しました、それなら参加できるかもしれない
常磐 誠: 読み込む時間が出来てよい感じです。
神崎: 小野寺さんの作品は来月に合評でよろしいのですか?
神崎: 8/25(土)
仙人掌:神崎 裕子(8枚)
水面:芦尾 カヅヤ(41枚)
アニエス・ラリサにて(1974):崎本 智(14枚)
8/26(日)
夏の予感:小山内 豊(28枚)
氷片:イコぴょん
悪ふざけ:Rain坊(9枚)
このようなスケジュールでよろしいですか?
牧村拓: うん、いいのではないでしょうか
常磐 誠: 自分も良いと思います。
小山内 豊: 了解です。
神崎: ホストをやりたい方いますか?
小山内 豊: では二十六日はやらせていただきます。
神崎: おお、よろしくお願いします。
小山内 豊: 自作あるので……
牧村拓: んでは25日やります
神崎: ありがとうございます!
③特集発表
神崎: では特集の発表をしようと思います。
牧村拓: おお
常磐 誠: ジャカジャカジャカ……。
神崎: 色彩と音響
色彩または音響を意識した作品を求める。
フランツ: かっこいい……(惚れ惚れ)>色彩と音響について。
あんな: いけめん
牧村拓: 色々とアプローチの方法がありそうだ
神崎: 文芸作品の中でも景色が豊かなものや色、音が重要な鍵になっているものがありますので。そのようなものなどが集まるといいなと思っています。
神崎: 何か質問等はありますか
牧村拓: 形式の指定などは?
神崎: 特に指定しません。詩でも散文、小説でも構いません。
牧村拓: 把握です、今回は投稿作品数のバランス見つつかな
神崎: 他に何かありますか?
小山内 豊: いいですね。書きたくなります。
神崎: ありがとうございます。特にないようでしたら質問に移らせてもらいます。
牧村拓: ありません
フランツ: 質問どうぞです。
あんな: 大丈夫です。
常磐 誠: 質問おねがいします。
④ホストからの質問
神崎: では質問を。
今まで読んだ本(文芸書と限らない)で人生に大きな影響を与えた本はありますか?またそれはどのような本でしたか
小野寺: なかなか鋭い質問!!
常磐 誠: 鋭い。良いなぁ。
小山内 豊: 松田健の『テキスト現代社会学』かな。
牧村拓: 村上春樹「羊をめぐる冒険」 生き方について迷ったらこれ
フランツ: 大学に入って図書館への侵入を果たしたその日に借りた網野善彦の中世歴史本は、俺のその後の進路を決定づけたという経緯がある。自分の歴史観、歴史を研究する視点を獲得したよなぁ(懐)
神崎: 三島由紀夫「潮騒」僕が初めて触れたともいえる文芸書で、その豊饒な文章に惹かれ文芸を始めたくなりました。
フランツ: (文芸ではなくてすいません)
常磐 誠: 小説「キノの旅」は自分も小説を書こうと思うきっかけになりました。
神崎: 小山内さんの挙げられたテキストはどのような内容でしたか?
牧村拓: (文芸以外で挙げるなら赤本一択)
あんな: カミュのシーシュポスの神話。死にたくなる本。
神崎: 牧村拓:<<< (文芸以外で挙げるなら赤本一択)これはありますねw
カヅヤ: 赤松啓介「夜這いの民俗学」 柄谷行人他「必読書150」 京極堂シリーズ 上野千鶴子伊藤比呂美共著「のろとさにわ」
小山内 豊: いま思えば普通の社会学の本です。大学の授業用の。>神崎さん
常磐 誠: 当時教職を目指していた時分には夜回り先生シリーズを読んでは、「教師とはここまでいって初めて尊敬されるんだな……」等とひとり胸を熱くしていた思い出が……。
小野寺: キェルケゴール死に至る病。絶望についての考察は凄く影響された
常磐 誠: 語りが無駄に長くなりました。
カヅヤ: シーシュポス、未読ですが、「溺れるナイフ」で引用されていて、今かなり読みたい度が高まっております。
神崎: 死に至る病僕も読んでみたいです!
あんな: 20代前半で読んだらぐらぐらきました>カヅヤさん
常磐 誠: 絶望の考察とはものすごく興味深い……。
カヅヤ: ふおお、ちゃんと読んでみたいです。「溺れるナイフ」では、中学生が読んでる設定だったりして、「多感な子ォたちや…!」とプルプルしました>アンナさん
小山内 豊: 『夜這いの民俗学』は面白いみたいですね。家人が持ってたのを、読もう読もうとしたまま、まだ読んでないんですけど。
フランツ: 絶望といえば、イアン・マキューアンの『贖罪』を思い出した……。もう読まなかったころには戻れないんだ的な絶望を感じた。
神崎: 贖罪ですか…今度読んでみようかな
牧村拓: その本を通り過ぎてしまうことで何かの在り様がすっかり変わってしまう本ってありますからね、そういうのはやはり自分の中での評価は高くなってしまう
フランツ: ありますねぇ……そういう本。
ちなみに自分が文学やり始めたのはオーソドックス(?)に「山月記」を読んでからでした。
神崎: 発狂して虎になってしまうのはすごい発想ですよね
カヅヤ: あ、でも自分は、本というより「価値観変わっちゃった授業」の影響で、赤松や上野千鶴子に手を出す羽目になったような気も。
常磐 誠: 発狂したらやっぱ虎にくらいなるよなぁー、とか思うマンガ脳。 でもそれを教科書でやるからおもろい。
小野寺: リルケ読むと死にたくなります
牧村拓: 死にたくなる本は……特にないかな、NHKにようこそ、くらい
あんな: 死にたくなる本談義になっているw
小山内 豊: リルケとか読んでいたところから、社会学にはまって、政治中年の道を歩み始めたのかもしれない。>小野寺さん
カヅヤ: 山田花子がダントツ>死にたくなる本
常磐 誠: 日本引きこもり協会www 文学は死とは切り離せない……。
カヅヤ: あ、吉本ではなく漫画家の、です。
神崎: 死にたくなる本か…
牧村拓: そういう本は意識下で回避しているような気もしてきたぞ
神崎: マンガだとAKIRAが考え方に影響及ぼした気がします
小野寺: リルケ読むの途中でやめました。あまりに暗い…小山内さん
緑川: (こっそり)文学ではカフカ。他だと宮本常一の諸著作
カヅヤ: 「昔マンセーしてたけど今読み返してみるともう、何とも言いようのないような、右だったり左だったりに全力でぶつかっている感じの本」 マンセーしてたころの自分を思い出して「黒歴史ィー!!」と叫びながら死にたく…。
牧村拓: だめだ・・・これ以上は踏み込んではいけない・・・
神崎: 宮本常一は民俗学者でしたか
小山内 豊: 宮本常一は何年か前にブームみたいになっていましたね、ムックとかでたりして。まぁ買ったんだけど。
緑川: 私がはまったのはその前ですけど
小野寺: マンセって何ですか
カヅヤ: 万歳。「○○マンセー」で、「○○万歳!」的な意味で。
常磐 誠: チョソングル(北朝鮮語)ですっけね。マンセー
小野寺: あ、そうですか!!若者の言葉がわからん泣
緑川: きれいな日本語を書く民俗学者ですね(宮本常一)
フランツ: 宮本常一は大学の頃読みました。懐かしいなぁ……。
緑川: 内容そのものよりも、あの文章が良かったのかも知れないです
緑川: マンガもいろいろ読みましたね二年くらいガロ買ってましたけど。山田花子とは時期が重ならないかも。
緑川: AKIRAって、大友克弘でしたら、コミックで出てる分は、たぶん全部持ってます
神崎: 緑川さんすごい
常磐 誠: うひゃー。映画しか見たことないやー。
緑川: 「ショートピース」とか面白かったですね
緑川: AKIRAの連載開始はリアルタイムで知ってますけど、けっこう事件でした
小野寺: あきらまだ読んでない
緑川: あれで、日本中の漫画家の絵が変わったとまで言われましたね
常磐 誠: 事件! すごい匂いが……。
神崎: そんな事件があったのですか。
小山内 豊: 芥川賞読書会は時系列で追っていって、堀田善衛くらいまで遡ってきたら、参加させてください。
神崎: 流れとまってしまったのでここで切り上げますか
牧村拓: そうしますか
神崎: ではみなさんお疲れさんです。
文責(神崎)