尾崎翠「第七官界彷徨」読書会
ホスト:6
参加者:イコ、あんな
※読書会については三人とも『尾崎翠』(筑摩書房/ちくま日本文学004)を用いて話しています。
イコ: アンナ・カレーニナを読んでいて、その気分にどっぷり浸ってたんですけど、尾崎翠を今日読んで、最後にはすっかり尾崎気分になっていました。
annaendo: 変な気分になりますよね、この小説は。
6: 尾崎翠の世界観は、ぱちっと決まっていてすごいですね。変な気分になりますね、たしかに何か状況がつかみにくい。それではそんな感じで「第七官界彷徨」読書会スタートします。
イコ: よろしくお願いします。
annaendo: お願いします。
6: お願いします。ざっくりとした大まかな感想を三者述べてから細かいところを話して行きましょうか。では全体的な感想をちょっとおっしゃってもらえますか。僕も述べます。
芸術(音楽や詩あるいは蘚)に魅了されたひとが持つ感性は、昔も現在も変らないことにまず驚きます。登場人物の心理についてもとても共感できるところが多い。また展開や小道具がガーリッシュで、あるいはガーリッシュさを際立たせるための対極に位置するようなものを持ってきたりとその小説の運び自体に今なお参考になるところが多いように感じました。昭和六年というと僕の祖母が生まれた頃なのですが、そんな頃にこんなお洒落で今風な小説を書ける作家がいたことがすごい。
annaendo: 会話文が独特でなかなか馴染めなかったけど、だんだん町子の気持ちになって読んでいくことができた。細かい部分がすごく魅力的に描かれていて、特に髪の毛と苔にまつわる話が印象的だった。最終的に誰が誰に恋しているのだろうということはよくわからず、第七官界の詩は書けたのだろうか、というのもよくわからず、不思議な余韻を残したまま終わっていくような感じがした。もしかしたらすべてが町子の妄想だった…っていうこともありえるかもしれない…という感じ。これは恋の話ではなくて、尾崎翠のすごく個人的なものすごくうまい文字遊びなのではないだろうかとも思った。
イコ: 少女漫画が大好きなので、なんか、少女漫画特有の、くすぐられるような感じを受けて、ぞわぞわしました。昭和六年の少女漫画小説!
町子はどうも「恋愛」をしたようなんだけれど、恋愛の対象が、読んでも読んでも、明らかにならない。一助にも、二助にも、三五郎にも、浩六にも、それぞれ観察を通して、ぴったり気持ちを重ねていて、惚れてるように見える。どうも恋愛と聞いてつい連想してしまう「ひとりの人間と添うための恋愛」っていう考え方は、当てはまらないように思うんですね。
たくさんの男性が出てきて、勝手に思うことをする、それぞれ町子を「女の子」と呼んでくれる。ああこれって、「乙女ゲー」にも適用される、いわゆる「逆ハーレム世界観」なんじゃないか、それって好きな人は好きだよね、たまんないよね、と思うわけです。もちろん自分も。
またこの男どもが、分裂心理を研究してたり、こやしを煮ていたり、大声で歌ってたりと、勝手きわまる。しかしそれぞれに「属性」がはっきりしていて魅力をそなえてるから、そりゃあ女の子も、「恋愛」しちゃう。あくまで現実から遊離した、少女漫画的な意味での恋愛。
6: ありがとうございます。共通して読んだところとしては「だれがだれにたいして恋をしているのか」不明確ということでしょうか。この小説について大きな問題であるように思います。まずはこのあたりから話して行くことができればと思います。
(思いついたことがあればどんどん、コメントしてください!)
イコ: 潔癖なまでに性的なニュアンスが描かれないから、余計にエロいというか。ひょっとして一助とも二助とも三五郎とも、ここに描かれてないところで肉体関係をもってるんじゃ? だとしたら近親相姦やないかお前らッ、と、ちょっとびびりながら読みましたが、最終的には、そういう予感だけを残した小説だという考えに落ち着きました。
annaendo: よく考えてみれば、この人たちは血縁者なわけでそこから少し設定がおかしいですよね。
イコ: 家族を攻略するなんてホンマ、ギャルゲ(ゴフンゴフン
6: 町子の詩観として「霧のような詩が書きたい」というものがあったと思いますが、この小説自体が「霧のような」不明瞭な雰囲気を帯びていて、恋愛模様にもそれがあてはまるような気がしました。家族なわけでして設定自体が恋することが不可能?(不可能ではないと思うけど)なのに、描かれている状況はほとんど学園物のような初々しい感情に満ちた物語ですね。
annaendo: ちくまの「第七官界彷徨」の構図その他という章で、彼らの住むに適した世界とは、あながち地球運転の法則にしたがって滑らかに運転していく世界ではありません。という尾崎翠の説明が書いてあるんですが、「恋愛」というものを使って地球運転から逸脱しようとしたのかな、と。
6: だから町子は、単純に恋と言う感情そのものに興味があってこの人と恋すればという妄想を何度も反復しているようにも読めました。本質的にだれかのことを好いているわけではなく「第七官界」に届く詩のために「失恋」を経験するために、手段としての「恋」。それが町子のたくらみだったのではないかと思います。
イコ: 町子は状況に対して受け身で、不器用なんですよね。変な家族が勝手に色々動いてくれるから、町子はそれを、ぼんやり詩人の「町子フィルター」とでもいえるような目で、泪をこぼしながら、ひたすら観察することができる。だから6さんのおっしゃるような、初々しさが見えてくるんだと思う。
自分からあれこれ器用に対象に働きかけていける女の子って、あんまり初々しく感じないように思います。(パターンとして女の子の積極行動がコンプレックスの裏返しだったりするけれど)
6: 「地球運転の法則」…尾崎翠の世界観に通常の倫理感とか道徳観をもって読むことそれ自体が違うのかもしれませんね。この独自の世界は独自の法則の上に成り立っている……たしかにそう読むべきかもしれない。
annaendo: 町子から何か意見を言ったり、物語を動かすっていう場面がほとんどないですよね。
イコ: 町子のセリフ、ひとつしかないですよね。
6: え、そうなんだ。
annaendo: ですね……何て言ってたんだったっけ……。
6: P187?
イコ: 『大根畠をとってしまわなければならないの……けれど……』
6: 隣人とも会話していませんか。雨漏りについて。井戸の中を見るような心地がしたとか。
イコ: すいません、もういくつか会話しているのを見つけました。でも町子は、ほとんど独白か書面かで作者は町子が会話している様子を、町子自身のセリフでもって表現することがない。
6: たしかにそうですね。でもそれによって、口下手な女の子を読者は想像しますね。何だか不器用な感じの子。
イコ: かなり戦略的な感じを受けるなぁ。
6: それは尾崎翠の戦略?町子の戦略?
イコ: 尾崎翠の戦略によって、戦略的な町子を描いている、という感じw
annaendo: 普通に読むと、この四人の中で何か恋愛的なものが進行しているように見えるけど、町子は実はまったく出てこない誰かに恋してるんじゃないかとか思いました。
6: なるほど。
イコ: 「詩」に恋してるんじゃないかな。町子の世界観の中の、カギカッコつきの詩。男たちはそれぞれに町子の「詩」に合致する部分をもっていて、それが抽出されていく……。
6: 最後に浩六に落ち着いた感はあるけど、でもそれは浩六がそこにいないから、それを対象にできたんでしょうか。でも浩六でもなくて、浩六が似ているといってくれた西洋の詩人を憧れているようにも読める。
イコ: 浩六は、あまりそういう詩的な部分をもたないように見えるから、ただの「女の子」がちょっと大人になっていくことの暗示なんじゃないかな。
6: 尾崎翠の他の短編を読んでみたんですが「花束」という短編もそうなんだけど「過去」とか「もう会えないひと」とかに想いを馳せることが多い気がする。目の前の相手ではなくて、わずかなエピソードから想像で構築していった相手のことをずっと考えているような……。
イコ: 他の作品もそういう感じなんですね。
6: 「彷徨」しているんですよね、町子の気持ちとか感情とか試作に対する想いとかは。
イコ: 本人もよく分かっていなくて、定義できない、「第七官界」を彷徨している。
annaendo: でもこの作品はすごく名前を聞くけど他の作品は聞かないなぁ。タイトルのインパクトか……。
6: 「花束」すごいよかった。実は「第七官界」よりも「こおろぎ嬢」とか「花束」の方が何か好きです。
イコ: 「新嫉妬価値」とか、明らかに川上未映子にうけつがれてますな>タイトル
annaendo: かなり好きみたいですからね、でもこれだけタイトルに作品の世界観が引き寄せられるようなことはめずらしい気がする。
6: タイトルの付け方も絶妙でそれまでの作家でもそうしたひとっていなかったんじゃないかな。
イコ: さっき「地球運転からの逸脱」や、「独自の世界」とお二人がおっしゃった、その感じが、タイトルから出ていますね。
6: 「面会を固持、ひっそりと死去」という紹介がすごくカッコいいように思えてくるんですよね。だれと交流もせず、だれの影響も受けずひたすらみずからの世界観を構築することだけに専念していった。書き手として尊敬します。何か「~主義」「~派」とか文学流派に頼らずに、一人の書き手として書きたいものを書いたというのがすごく響いてきます。
イコ: その尾崎翠の感覚世界が、後の少女漫画家たちにすごい影響を与え、今の人にもうけつがれているように思うんすよね。ひとりの世界が、後に巨大な「派」というか「ジャンル」を作った。
6: うんうん。
annaendo: 会話文にしろ小道具にしろかなり綿密に構築されているような感じを受けました。それがうまく機能して今でも通用するような小説になってるんじゃないでしょうか。ていうか、誰か映画化しないのかい、これ。
イコ: 映画化されてますよね。
6: 映画化とか僕も考えたんですが、これを映像で見る場合って会話がすごい抽象度の高いことを話しているから視聴者がそれに耐えられるのかなっていう問題があるかと思いました。たしかに映像で見た時に、それぞれの登場人物の仕草とか、とてもきまっているものが多いから向いてそうですよね。
イコ: http://eiga.com/movie/75737/
イコ: http://www.h3.dion.ne.jp/~tantan-s/ozaki.html
このサイトが詳しそうだった。「第七官界彷徨」そのものの構造では描けなかったみたいですね。
annaendo: これ予告編Youtubeで見たけど町子が赤毛のアンみたいでなんか違った……。
6: 赤毛のアンみたいだ……w 赤毛のアンすぎる……。
イコ: 赤毛のアンは、小説を読みながらちょっと連想しました。外見的なニュアンスだけだけど。
6: 髪の毛に対する描写が面白かったですよね。何度も出てきて、非常に町子が髪の毛を意識しているのが伝わってきた。
イコ: この映画、雰囲気はよさそうなのになんで町子があれなんだ。
6: 町子も気になるけど尾崎翠像も破壊されそうな気がしましたw この映画みたいに健康そうに笑う人だったのかな。もっと翳があるような気がする。
annaendo: なんで尾崎翠この人にしたんだろう。
イコ: 監督の作家性が強そうですね。予告編見てとりあえずツッコミたいのは、「鳥取出身の作家やからって鳥取砂丘出してんじゃねえええ!」
6: 黒田夏子さんは素敵なお婆さんだった。
イコ: 6さん黒田さんに惚れすぎやねw
6: 鳥取砂丘…何か安部公房ぽかった。
イコ: 砂の女かw
6: 黒田さんの話すると読書会が別の方向にいきそうだから自重しますw
イコ: 小説に話を戻すと、町子が髪を切られるシーンは、衝撃だったな。
6: そうですね。この小説の大きな見せ場のシーンでしたね。
イコ: 女の子の髪の毛を勝手に切るなや~~虎刈り虎刈り連発するのも、なんか町子の心を辱めまくってるようで泣ける……。
annaendo: 「さあ、髪を切ってやろう」とか軽々しすぎるから。髪の毛すごい気にしてるのに!
イコ: デリカシーと縁のない男共ですね。
annaendo: しかしそれにも従う町子って一体……途中で逃げたけど。
イコ: 受け身にもほどがありますね。あとでボヘミアンネクタイで髪を隠すところ、えっ、髪ってネクタイで隠せるの?っておどろきつつ、想像して笑いました。
annaendo: こいつら妹に口づけしたりとかやりたい放題すぎやしないかい。
6: 町子はいつも祖母のことを考えていますね、髪をきられたとき泣いた理由が「おばあさん」がそれをみたら「泣く」ことを想像したから、自分も泣いてしまったという流れでした。いつも心のどこかで祖母のことを考えていて、それが彼女の気持ちを落ち着かせるのに効果的な役割を持っていたと思う。
イコ: 甥と口づけしまくる小説を書いたことのある自分としては何にも言えない……。
annaendo: イコさんw
イコ: おばあさんは彼女の心に大きな役割をしめていますね。母性なのかな。秘密をもとうとする感じが女の子だな。
6: それが研究論文となっているのに、非常に抒情的な文章なのにもおかしみがありました。
annaendo: (この中でのモテキャラは確実に二助だな)
イコ: あれ論文ちゃうやんねw
6: そうですね、父と母がでてこないから、祖母が代わりなんでしょうか。
イコ: いちばんのモテキャラは苔です。
6: 父と母では何となく近過ぎるからかな。
annaendo: おばあさんが毎日髪を整えてくれてたんですよね。
annaendo: どうでもいいけどこの苔って漢字(このパソコンだと出ないけど)こういう漢字もあるのね、というのを始めて見た。そんな漢字が多かったな。
イコ: 自分で髪をととのえることができないっていうところも、なんか、少女っぽい垢抜けなさ、不器用さをあらわしてる気がするなあ。
6: 蘚でますよ。
イコ: 蘚苔類……。
6: 美髪料も送ってくれていましたね。
annaendo: なんで出ないんだろう。
6: 漢字や片仮名の使い方も良かった。ノオト…ペエジ
annaendo: 町子を極端に内向的な性格にして、他の人たちの会話で小説に立体感を出そうとしたのかな。
イコ: コミックオペラ
annaendo: べえとおう゛ぇん
6: 他の作品でも「ふぃおな・まくらうど」とか平仮名だったし
annaendo: おばあさんがすべてで自分の意見がないというか、ずっとそこにしがみついてる感じがする。
6: (口づけよりも萌えたシーンとしては「玄関をしめに行った三五郎は、私の草履をとってきて窓から放りだし、つづいて私を窓から放りだした」。ここめちゃいい気がします)
イコ: 「恋」してると、自分の意見なんかなくして、ただ見つめちゃう、そういう感覚なのかな、とふと思った。
イコ: 窓から放り出すとこ、ほんまに漫画やなぁw
6: 漫画ですね、これ笑った。
6: さらに尾崎翠の漢文混じりの文章とか、学術論文体裁の文章とか、電報体裁の文章とか説得力ある書き方で描いていてあらためてすごかったです。他の人たちの会話によって町子の状況が分かったりしますよね。地の文で語らせるよりも、はっとします。
イコ: 例のカナ書きの論文が「私」の語りと違う文体だったので、作者が文体を複数もっている感じは受けました。
イコ: 一助と二助の会話も、かなり笑った
6: あと小道具のチョイスが巧すぎるんだ…野菜風呂敷に安全ピンとか可愛いですよね。
イコ: 分裂病の心理を解き明かしたい一助は、誰でも病院に放りこもうとしたがるし、二助は苔の恋愛に夢中で、苔が分裂病になったら困ると言う
6: そうですね。地の文の文体もかなりいいものだし。うらやましい。
annaendo: バスケットとかもなんかかわいらしい。
イコ: 安全ピンかわいかった……。
6: かわいいものだらけの世界なのに「こやし」とかでてくるからまた際立つんですよね。
イコ: 臭そうな世界だ。
6: 町子が掃除をして一助や二助の研究論文を盗み読むところとかも何かエロティックでした。それを盗み読んでいることを三五郎に隠しているところも興味深い。バランスのとり方が半端ない気がする……読めば読むほど何か自分には一生こんな作品は書けないなぁと思ってしまいます。
annaendo: 鶏糞の買い物とか頼んじゃうし、、
イコ: そのくせ靴下を洗ったバケツで大根洗ったら怒る人たちw
annaendo: でもこの話を読んでるとなんか臭そうって思わなくなってだんだんなんかすごい懐かしいような心地よい匂いな気がしてくるから不思議…おばあちゃん家の箪笥の匂いみたいな。
イコ: たしかに……。
6: わかります。下品じゃないんですよね。
annaendo: そのままその場の空気感になってる。
6: 日本のただの共同住宅をある種、幻想的に描いていて、現在でもこういう小説がでてくればいいなと思います。
イコ: 角田光代さんはちょっと、近いもの持ってる気がするな
6: 角田さんそうなんだ。
イコ: 性的関係にならない同居小説、それも、自我がうるさすぎないタイプの。
6: 同居小説……自分にはあまり向かない気がするんでなかなか書く機会がないだろうな……。
イコ: 角田さんの作品集『まどろむ夜のUFO』や青山七恵さんの『かけら』『窓の灯』とか
6: 読んでみたい。
イコ: 90年代後半から00年代前半にかけて、尾崎翠に近いタイプの同居小説は多く書かれていたように思います。主に女性作家によって。なんでこんなのばかり読んでるんやろ、おれ、って思ってたなぁw
6: 尾崎翠……あまり意識できていませんでしたが今回の読書会でリスペクトしました!
男にも乙女心というのはある気がします。あれ、何かやばいことを言ってるのかもしれないけどイコさんの心にもあるんですよ、乙女心が。
イコ: ありますね!
6: あるある。
annaendo: あるある!
イコ: 少女漫画が漫画棚の半分くらい占めてますしね。この男の子イイナーって思いながら読んでる。
annaendo: 逆に女の方が現実的だったりするのかも(笑)
6: w
イコ: いやぁ、でもでも、このごろ「進撃の巨人」で妄想をたくましくしている女の人たちを見ていると、その幸せな気持ちのまま、どこまでも飛び立っていってくれとほほえましい気持ちになりますよ。
6: 「こおろぎ嬢」とかすごい共感するんですよね「厭人的性癖に陥りやすいものである!逃避人種である!」とかいう文章がでてきて「おれだ……」って思いました……。
annaendo: 進撃の巨人てそんなような話なのか……。
イコ: pixiv大繁盛でw
annaendo: 最初本当に野球の巨人が快進撃かと思っていたんですよ、わたしww
イコ: www
6: 巨人快進撃……。
イコ: 尾崎翠は作品数が少ないので、その気になれば、すぐに網羅できそうですね。
6: ちくま文庫だけでもかなり読めますよね。
annaendo: 持ってるのに全然読めてないなぁ。
イコ: アンナ・カレーニナに疲れたら読もうかな。
6: 凄く短いのに濃い世界観ですよ、短編。
イコ: 楽しみです。
6: そろそろお開きにします?
イコ: はい。
6: 面白かったです。現代の若者が読んでもこれほどまでに共感を覚える文章とは素晴らしい!
イコ: いい作品でした。
6: みなさまありがとうございました。
annaendo: お疲れ様でした!
イコ: お疲れさまでした―。