2011年5月4日、広島でtwitter文芸部第2回読書会を開催しました。
作品は新潮5月号掲載の小山田浩子「いこぼれのむし」。
参加者はイコ、だいぽむ、プミです。
普段はSkypeで活動することが多いですが、今回は実際に顔を突き合わせながら議論しました。
意見が分かれる部分も多々あり、なかなか刺激的な読書会になったのではないかと思います。
その模様を録音しましたので、今回は音声という形でアップします。
議論の熱を感じていただければ幸いです。
場所がカラオケボックスなので、少し周囲の音が入ってしまっていますが、気にならない程度だと思います。
(ヘッドホン、イヤホン推奨)
00.00.00~
ご挨拶
00.01.45~
書籍紹介、あらすじ
00.09.20~
全体に通底する虫の気持ち悪さのイメージ
00.13.50~
卵~幼虫~成虫という、小説内の時間の進行に伴う虫の成長
00.18.25~
奈良さんからオフィスへの虫の移動、排泄による奈良さんの虫からの解放(プミ)
00.33.00~
コミュニケーション不全の連鎖が虫を生む(イコ)
00.42.50~
妊娠中の目黒課長に会うこと、および最後に奈良さんが感じる空腹の意味について
01.08.00~
奈良さんの「おかしさ」について(イコ)
01.17.00~
twitter上での2つの反応
01.19.10~
「いこぼれのむし」ははたして再読に堪える小説なのか
01.24.40~
多数登場する人物たちの描写が類型的で、底が見えてしまっている(だいぽむ)
01.28.55~
登場人物がパーツのように見えることの是非について
01.36.30~
奈良さんという「個」を描いた小説なのか、奈良さんも含めた「複数」を描いた小説なのか
01.45.15~
奈良さんが最後まで虫的なものから解放されていないということ をあらわす描写
01.52.15~
「いこぼれのむし」というタイトルの意味