なんの病気
「老いのうた」
忘れた
大正
ってなにですか。
癌
か
肺炎か
本当に増えた
すばらしいもの
そんなもの
そんなもの
愛じゃない
いらない
増えた
増えた
増えた
癌
硬直する細胞
した、細胞
ウニ
私も
好きです
病院
の
味噌汁
薄かったでしょう
ウニが
好き
なのは
私
だけです。
愛です
生まれました
死にました
死にました
生まれません
「みずうみを数えるひと」
「湖畔を歩く人」
「愛はない」
肖像
画
肖像画
「誰?」
「向こうだよ。」
「ありがとう」
銀河
銀河
立派で
ない
己
で
、ぎんが
ストーン
「銀河」
「ほし」
「の」
「うみをください・」
くず
の
「銀河」
「うみ」
「ほし」「ありません。」
己、
また、
生きている
「はい。」
意味
とか、
そういう
の
「ぎんが」
「ほしたち・」
「生。」
であります。
十八歳、
「比良八荒」
の季節、
「爪が割れました。」
おります。
白いベッドで
どこか白くなった
「おじいちゃん。」
最後に
言ってくれた
言葉が聴き取れなかった
まま、
四年
「死ねません」
「です」。