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創作合評1(小説1、小説2)

■「Li-tweet」(創刊号)第二回合評会

 

日時:12月21日22:00~

 

小説部門1:ホスト小野寺

対象は「あまりある自信」うさぎさん「モノクローム」しろくまさん「ファナティック」小野寺

参加者: 小野寺、うさぎ、Rain坊 、緑川、安部

 

 小野寺: では時間になりましたので参加予定でまだ見えてない方もいますが始めます
KOUSAKU Abe: 始めましょう!宜しくお願いします!
Rain坊: よろしくお願いします
小野寺: みなさんいいでしょうか
常磐 誠: 大丈夫です。
うさぎ: 大丈夫です
KOUSAKU Abe: OK
常磐 誠: (作品を復習しながら)
小野寺: ではまず個々の感想が出来あがっている人は貼り付けお願いします
小野寺: まず、うさぎさんの「あまりある自信」
KOUSAKU Abe: うさぎさん「ありあまる自信」

すこし気になったのは、お約束が多いこと。それからジョーカーが登場するということ。着想は良いのかもしれないが、ちょっと尻切れトンボで、むしろ送信し始めてからの展開がもっと欲しかった。それから高校生なのだから、中二病的な要素があるとしても、もっとスノッブであってほしい。これが高校ではなく中学の話ならまだいい。けれど、具体的な名詞を羅列してぺダンティックにしたり、メール文書に哲学の断章を引用したりするくらいはあってもいいと思う。僕も高校の時映画撮影を目指すか考えたこともあるが、フィルムアカデミーにどうやって入学できるか調べたり、映画雑誌じゃなくて映画を見たりとした。それから一人で撮影するための本を読んだりもした。結局一本しか取れなかったけれど、またやりたいと思っている。そう思うと、全体的に物足りなさを感じる小説であったと思う。ジョーカーが登場する時点で、あんまり道をそれていないと思う(主人公が逸れていると自認しているだけあって)。勿論タイトルからして、根拠ない自信というのがいいだろうが、根拠らしさをみせながら誇大妄想していくというのでないと説得力がないと思った。
KOUSAKU Abe: ちょっと厳しめに見てしまったかもしれません。
小野寺: うさぎさん
不思議な構成力が文章にあって読ませる力があると思います。間の取り方が巧いのでしょうか。ただそれだけに納得のいかない箇所が非常に目立ちます。ひとりよがりな表現。部分部分は合評で述べたいと思いますが残念な部分です。
周囲に対する嫌悪感は端々に現れるのですがそれを強調すべきなのか、あるいは消去していくべきなのかが今後の課題になるような気がします。
小野寺: 時間ですが1作品30~45分くらいを目安にしましょう
常磐 誠: 短くて読みやすい作品、レモンの三文字に「キタコレ!」みたいな感覚になったのは、僕としては嬉しい。入門書、というかtwi文の最初の1ステップとして読ませるのが面白いかもしれないと思いました。
常磐 誠: とにかく読みやすかったので、僕としては好きです。
小野寺: 6さんのも張ります
Rain坊: とても読みやすかったが、男の子がやさぐれている?ひとりよがりな部分で少しひっかかった。この部分のせいで男の子に感情移入をしづらいのではと思う。でも後半の爆破的な展開は個人的に好みでした。
小野寺: ---------------------------------------------
「あまりある自信」読み終えました。ありふれた高校生活を丹念に描くことでそれがいかにばかばかしい行為なのかを再確認することができました。その緻密な描き方と冒頭と結末が一つの輪のようになっている構造が好きです。
映画の世界が主人公の理想としてあり続ける中で「何も起こらなかった」或いは「起きたけど描写は省かれた」ことが疑問ではありました。どこかで「光景」として美しく印象に残る場面があれば、作品の厚みが持てたのではないかと思います。結末があっさりしているのは賛成なのですが。6
小野寺: ではフリーに語っていきましょう
小野寺: まず私が思うには安部さんレインボーさんも言われてますが「自信」の根拠が薄弱で説得力がない気がしました
 KOUSAKU Abe: ありあまってるというか、ない、んですよ。
 小野寺: 東京大学うんぬんと言われてますが模試で何点取れたとかそういう記述がありません
 うさぎ: 私の知り合いにも同じやさぐれていると感想があって、そこは反省しています。
 KOUSAKU Abe: いや、やさぐれてるのは大いに結構なんですが、
うさぎ: 根拠の無い自信が書きたかったです>小野寺
うさぎ: だから、何も具体的な根拠となる自信になるものを排除しました
小野寺: まあ、私も根拠のない自信に満ちていますが…うさぎさん
 KOUSAKU Abe: 映画撮りたいのに東大と時点で、主人公の具体性がなさすぎるんです。ハーバードは、まあ、確かに構わないでしょうが、映画撮りたいのに、映画雑誌とか、微妙にずれているんですよ。
 Rain坊: そのずれは確かに感じました。
 KOUSAKU Abe: 勿論タイトルからして、根拠ない自信というのがいいだろうが、根拠らしさをみせながら誇大妄想していくというのでないと説得力がないと思った。

このぶぶんについてはどうですか? >うさぎさん
根拠の無い自信が書きたかったです>小野寺
 うさぎ: だから、何も具体的な根拠となる自信になるものを排除しました
この発言に対してですが。
 うさぎ: このメッセージは削除されました
 小野寺: そうですね
 小野寺: レンタルショップで借りて映画を観てる同好会も軽蔑してるけど、ちょっと納得できない
 うさぎ: うーん、どこかで中二病的な発想を書く自分が入り込んで書いてしまいました
 KOUSAKU Abe: れから高校生なのだから、中二病的な要素があるとしても、もっとスノッブであってほしい。これが高校ではなく中学の話ならまだいい。けれど、具体的な名詞を羅列してぺダンティックにしたり、メール文書に哲学の断章を引用したりするくらいはあってもいいと思う。[2012年12月21日 22:19] うさぎ:

<<< うーん、どこかで中二病的な発想を書く自分が入り込んで書いてしまいました
 小野寺: 中二とかやさぐれのイメージが年配者にはわかりにくい(笑)
 KOUSAKU Abe: まあ、正直判りにくいですね、僕にも。 >小野寺さん
 常磐 誠: 「俺はお前らとは違う」という感覚。でしょうか。>小野寺さん
小野寺: 何が違うんでしょうかね
 うさぎ: だから、物語として整合性が取れてないというのが、最近になってようや客観的に見れるようになりました
 常磐 誠: 根拠を排除したは良いけれど、そのせいか、本当に単純な中二になっちゃった、みたいな感覚を覚えます。
うさぎ: 人ってどこかで過信があると思うんです。それを大きいものとして書いてみたかったです
 KOUSAKU Abe: 着想は良いのかもしれないが、ちょっと尻切れトンボで、むしろ送信し始めてからの展開がもっと欲しかった。あとこれが僕一番の要望なんですよ。

カヅヤさんこんばんは。
 カヅヤ: おそくなりました!すみません!
 常磐 誠: 俺はお前らとは違う。俺はこいつらより優れている。俺がこんな場所にいるのは間違いだ! みたいな? うまく言いづらいけれど、本当にそういう思いに捕われて、動いちゃってる。妄想しちゃってる。
 小野寺: ありがとうございます
 小野寺: カヅヤさん。感想あれば貼り付けお願いします
 KOUSAKU Abe: 囚われるのは良いんだけど、その根拠がないじゃないですか。なんらかの、なんらかの、サブ設定すら。
 カヅヤ: 感想、ちょっと一言加えたら貼ります…!
 常磐 誠: だから悪い、というのは自分にはないんですけどね。そういうもんだろー、みたいな楽観的な感覚があるからかなぁ。
 KOUSAKU Abe: お願いします!>カヅヤさん
 小野寺: 了解です
 KOUSAKU Abe: この話高校ですよ。〉常磐さん
 常磐 誠: カヅヤさん、遅くなりました。こんばんはー。
 小野寺: それはエンタメでは普通に見られる手法なんでしょうか
うさぎ: こんばんわ>カヅヤさん
小野寺: 常磐さん
 常磐 誠: 確かに年齢的に幼いな、くらいな感覚はあります。 でも、残念ながらいます。現実にこういうレベルの高校生。もちろんエンタメにおいても。>小野寺さん
 KOUSAKU Abe: いても、そいつ面白くない人間ですよね。 >常磐さん
 Rain坊: 自分は特別って感覚だと思いますよ>小野寺さん
 うさぎ: 中二病とか根拠のない自信って、高校生のときが一番尖ってると思って書きました
 小野寺: それは誰しも持っていると思います>レインボーさん
 常磐 誠: 刺さる! 見事に刺さった!>小野寺さん 事実その通りだと思います。
簡単にまとめるとその通りですよね。>Rain坊さん
KOUSAKU Abe:少なくとももの書きたいとか思ってる人はみんなですね。 >小野寺さん
 うさぎ: 大学生以上になると、イタい人間になってしまうから
 カヅヤ: 冒頭のシーンから映像が浮かぶ。
うさぎさんが、主人公と距離を置いて書いているのが分かって、とても読みやすい。そうそう中二こじらせたかんじってこんなんですよね…うふふ…。
「レモン」で思わず笑ってしまって、(いい意味で、です。うさぎさんすげえ!と思い)喫茶店の中で口元を押さえながら読み進めました。

最後はどう解釈したらいいの!
すごく面白い。
タイトルがいいなあと思いました。
常磐 誠: 環境のせいかなー。確かに僕も高校のときが一番尖ってました>うさぎさん
 カヅヤ: ぶったぎり失礼しました…。
追記 
レモン、でネット上で見た漫画を思い出したので、そのリンクを必死に探していたのですが見つかりませんでした…。
 Rain坊: その感情を制御できずに暴走させてじっくり煮込ませた感じです>小野寺さん
常磐 誠: レモンで笑う仲間がいたー。>カヅヤさん
 Rain坊: レモンってどういういみなんですか?>カヅヤさん、常磐さん
小野寺: 根拠がないからこそ暴走しているって意味かな
 KOUSAKU Abe: 僕も高校の時映画撮影を目指すか考えたこともあるが、フィルムアカデミーにどうやって入学できるか調べたり、映画雑誌じゃなくて映画を見たりとした。それから一人で撮影するための本を読んだりもした。結局一本しか取れなかったけれど、僕も尖ってたし、尖ってるかもしれないけど、これくらいはしましたよ。脚本書いたり。
 KOUSAKU Abe: 暴走は、送信ボタン以後に欲しかったです。
 小野寺: そこまでする人は珍しいと思う>安部さん
 KOUSAKU Abe: 梶井基次郎です>レイン坊さん
 カヅヤ: でも、映画撮ったり脚本書いたりしてたら、痛くないじゃないですか…!ちゃんと頑張ってる子じゃないですか…!
 うさぎ: 尻切れとんぼは自分でこれが終わりだと思いましたし、ベースにした小説『檸檬』を自分なりに解釈で書きました>安部さん
 カヅヤ: なんにもしてないのに自信だけがあるっていう残念さがこの主人公を主人公たらしめていると思うのですよ!
 常磐 誠: 檸檬、という小説が高校の教科書に載ってたなー。大学の購買がまさしく主人公が爆弾(レモン)置く場所だからもう大学の購買の本コーナーに行く時には、どうしよう! 僕もレモン置くべきかしら!? とか考えちゃった思い出……。
あ、あくまでお店の名前が一緒ってだけですけどね。>Rain坊さん
 KOUSAKU Abe: そう言われれば、作品は作者のものになりますね。 >うさぎさん
 Rain坊: ひどい言いようですけどわかりますw>カヅヤさん
 うさぎ: すんません、紋切り型で。
 うさぎ: でも、彼を救うつもりはみじんもなかったので
 うさぎ: 曖昧にしました
 Rain坊: 自分は最後はあのままでもいいと思ったんですけどねー。想像の余地があって。
 小野寺: やっぱり文章がわりに冷静で巧みなのでここまで書ける人がこういう妄想を抱いたり妙な自信を持つというのが奇妙に思えるのではないのかと
 小野寺: 三人称の方がよかったかも
 常磐 誠: こういう痛々しい奴の文章って無駄に冷静さや巧みさを装っているのかなーとも思うから良かったのでは? けど、三人称だとどうなるかしら、という思いもある。
どうでしょうかね? 冷静で巧みを「装っている」感じが出ていた方がより良いのかしら。
 KOUSAKU Abe: ええ、より装ってないとだめだと思います。
小野寺: なるほど
 KOUSAKU Abe: なんか、有り余ってる感じが、僕には伝わってこなかったんです。
 KOUSAKU Abe: 自信というか、自己愛ですね。
 小野寺: もっとペダンチックになってればそれなり説得力が現れるかもですね
 KOUSAKU Abe: ええそう思います、先にも述べました。
小野寺: それでキャラクターが話しかけてくるという落差は面白い
カヅヤ: 有り余る自信≒自己愛  みたいに捉えてました。肯定的な意味の「自信」じゃなくて自信過剰な自信。
 KOUSAKU Abe: なるほど、まあ、そうとれますね。でもやっぱり、有り余ってる感じがしない。根拠がないとやっぱり。根拠ない自信を、有り余る自信とは言わないですよね。
 カヅヤ: なるほどです。自分はあまり気にならなかったです。
 うさぎ: あの、自分ではこの主人公は苦しめられているとおもうんですが、その逆のもっと自分が肯定されているもの、過去の歴史でよかったことを入れればよかったと思うのですが
うさぎ: それだけでは足りない感じですかね?
 常磐 誠: 根拠があると今度は自信が肯定的な意味を持ちそうだなぁ、と思うのです。ちょっと不安。[2012/12/21 22:43:32] KOUSAKU Abe: 苦しめられているというか、苦しんでいるのは、勿論解ります。それでいいですよ。ただ苦闘していない。僕こんなことも知ってる、こんなこともできる、こんなこと知らない奴は糞だ、こんなこともできない奴はウジ虫だ、ぐらいの落差を見せつけてやることがないと、ただ陰気なだけです。暴走できてない。
うさぎ: なるほど、わかりました。
 Rain坊: 爆破的なところが暴走にはならないですかね? 一応行動には移していますし
 常磐 誠: 安部さんのがわかりやすい。確かに!
 KOUSAKU Abe: 爆破は単純に、爆破予告やっちゃう中学生と変わらない
 KOUSAKU Abe: 性欲の衝動と思える感じです。
 カヅヤ: 自分は、逆に、あべさんの言う「苦闘していない、苦闘が足りない」状態だからこそ、面白く読めました。これ、本気で苦闘していたら感情移入しすぎて笑えなかったです。
 KOUSAKU Abe: なるほど……(笑) >カヅヤさん
 常磐 誠: 全くだなぁ……(笑)>カヅヤさん
 うさぎ: そうなんですよねw>カヅヤさん
 小野寺: 作者の狙いはシニックなものではないということか
 KOUSAKU Abe: でも、僕には笑えなかったなあ……
 小野寺: ではそろそろ時間なので次作に移りたいと思いますがよろしいでしょうか
 KOUSAKU Abe: まあ、ピンチョンのようなものが有り余る自信だと思いますよ。笑える自信といえば。
 カヅヤ: 最後に!正直、自分が高校の時の文芸部の冊子に、同級生がこれ書いて載せてたら瀕死になってた気がします。…感情移入…して、しまって…!
 うさぎ: ありがとうございます
小野寺: みなさん
 小野寺: 次作しろくまさん「モノクローム」に移りますがよろしいですか?
 KOUSAKU Abe: OKです。
 Rain坊: どうぞ
うさぎ: はい
 KOUSAKU Abe: こちらこそありがとうございました。 >うさぎさん
 小野寺: では感想の貼り付けお願いします
 カヅヤ: すみません、よくわかりませんでした…!
写真とセットで見たらいいのだろうか。
フォトブックみたいな、10枚程度の写真に数行ずつ添えられて、初めて意味を持つ作品の、文章だけを読んでしまったような感覚を覚えました。
よく分からない。風景小説、と呼ぶには風景じゃないし、人物が浮き上がってくるわけでもなし。自分には難しかったです。
 KOUSAKU Abe: しろくまさん「モノクローム」

詩を小説にしたような印象が始めはあった。けれど、これは短くしていくために削り取っていく作業の結果としての抽象性なんだろう。色と光を巡って、物語が運んでいる気もして、意味や具象性よりも、映像的に動いていく小説だなと思った。写真をやってるしろくまさんらしい作品なのかもしれない。マイケルが主人公で、女性を殺害してしまったことに付いてのことが冒頭にあり、この短さと区切れの無さから、どう話が進行していくのか、初読ではつかみにくいかもしれない。けれどさっきも言ったように、色と光を巡って展開していく小説だという事がつかめれば、その面白さが判るのではないか。ただ、なんせ短いから小説というよりは物語、寸劇、としての面白さで、超越性や、内面性をもう少し感じたいと思った。短さの限界か。
 小野寺: しろくまさん
小品ではあるけれども面白い。文章もすっきりしている。でももうちょっと描写して読者を楽しませてほしい気がしました。モノクロームなので赤は映らないのはわかるのですがそれほど説明しなくても読者にはわかるだろうと思いました。
女との格闘場面はもっと細かく描いてもいいように思いました。今回短い作品が少なく長大なものが多かったので相対的に物足りなさを感じました。
常磐 誠: (退席していたのに退席中にするのをすっかり忘れていた……!!)
 Rain坊: 小説というよりは詩っぽいなあと思いました。抽象的な表現が多く、全体的な物語を把握できなかった。この作品を続いていったらどうなるのか見てみたい。
 うさぎ: 出だしのマイケルの件が、個人的には大好きです。ただ、それを超える物語の魅力をあまり感じなかったです。
文章はきれいで読みやすいのですが、自分がうまく解釈できずにラストシーンはうまく理解できなかったです。
小野寺: 常磐さん
小野寺: 退席ですか?
 小野寺: ではフリートークに移ります
小野寺: みなさん短いから捉えにくいという共通の感想ですね
カヅヤ: 映像的なのは分かるのですが、自分の読解力と想像力では映像が結べませんでした…。
小野寺: まあ、私もですね
 KOUSAKU Abe: 物語は、コイン拾う、ライカかえないから悔しくて投げつけるが、今度は煉瓦で割って盗み取る。そして、女性に見られて殺したが、撮影までしてしまう、って感じですか。で、冒頭に在るように、って感じ。
 小野寺: もっと
小野寺: 細かく描写があると面白かったと思います
 KOUSAKU Abe: (緑川さんこんばんは)
 常磐 誠: 黄色くするのを忘れていただけであります。もう緑色です。大丈夫です。
もうとにかくカメラ大好きなんやろうなぁというのが第一の感想でした。やっぱりラスト。殺しちゃったよー。……殺しちゃったー。というのが伝わってきて、でも短い中でここまで書けるのってすごいよなぁ。
 緑川: (こんばんは!)
 常磐 誠: (緑川さんこんばんはです!)
 小野寺: こんばんは
 うさぎ: こんばんは
 緑川: (とりあえず、ログ追います)
 カヅヤ: (あべさんの説明でようやっと理解できました…。分かりやすい…。)
小野寺: 緑川さん感想あれば貼り付けお願いします
 小野寺: 同じく…安部さんの読解力はすごすぎる
うさぎ: 自分も安部さんのでわかった
 Rain坊: コインの時は「ガチッ」と音を書いているのに煉瓦で割った時にはあっさり割って盗んだと書いてあったから物足りなさがあったのかも。
 KOUSAKU Abe: 確かに、展開に緩急があり過ぎる、って印象はありますね。「ガチッ」は悔しさが強調されている感じですが、煉瓦の下りは急過ぎる。
 小野寺: ライカの説明も少しは欲しいと思います。年配者ならわかるけど
 KOUSAKU Abe: ああ、注釈あっても、良いかも、この小説なら雰囲気が醸される。
 常磐 誠: もう本当にカメラ大好きすぎるんだろうなぁと思います。
 Rain坊: そうですね。読む側が分かっているありきで書かれている感じがしました。もしくは自分は分かっている。書く側によくある状態。
うさぎ: ライカがすごいのは自分もわかるけど、その物語の中での価値が知りたかった
 常磐 誠: 特にしろくまさんカメラに関してはこれが顕著な気がしてならないです。>Rain坊さんKOUSAKU Abe: これ、少年課青年が背伸びしてライカを手に入れたくて起こしてしまう事件なんですよね。華奢な体に外套がうんぬん。だから
 KOUSAKU Abe: いかにライカが憧れなのか、カメラマニアにとって、というのが注釈あれば、良い雰囲気だった。
 KOUSAKU Abe: 全体的にカメラの絞りとか、色調の話だし。
 KOUSAKU Abe: そこのカメラのディテールを説明しても良かったかも。
 小野寺: そうですね
 小野寺: コインくらいではとても買えない絶望感がいまいち伝わってこない
KOUSAKU Abe: なるほど。。。
KOUSAKU Abe: まあ、でも、確かに全体的に判りにくい。これは確かです。
 小野寺: しろくまさんは今まではわかりやすい作品を書く人だったんですが…
KOUSAKU Abe: 伝えきれない惜しさがあるだろうし、もっと構成を考えてもいいと思う。映像から入る人間としては、そこが難しいかもしれませんが。

そうなんですか……>小野寺さん
 常磐 誠: 今普通に検索してみると大体7万円。コインじゃ無理!
 KOUSAKU Abe: これ、校正担当の人、ちゃんとわかってやったんですかね。
うさぎ: すんません、自分です
 KOUSAKU Abe: あらあら、
 KOUSAKU Abe: そこははっきり言ってやってください。
 KOUSAKU Abe: わかりにくいぞ!こら!って
 小野寺: 校正は間違いの指摘レベルでいいんじゃないかと思うのですが
 カヅヤ: 校正は、作者がどこまで望むかっていう話だったので、校正担当云々はあまり関係ないかと
 小野寺: そういえばうさぎさんの作品に誤植を発見してしまいました
 うさぎ: どこですか?
 KOUSAKU Abe: 小野寺さんの作品にもありましたよ。 >小野寺さん
 常磐 誠: でもやっぱり間違いかどうかの指摘も難しかったですよ。その人の書き方なのか、それとも……なのか。
一々書き手に細かく連絡入れてここはどうなんですか? あそこは? とか言っていくのも気が引けますしね。こういうつかみづらい作品は嫌が応にも問い合わせの箇所も多くなっちゃいますし。
 常磐 誠: 案外校正みんな苦戦したんですね……。僕大丈夫だったかな……。
小野寺: 1ページめのラストから2行目 自分のも席を は 自分の席を だと思います
 緑川: この作品にも。錆びれたカメラ屋→寂れたカメラ屋
KOUSAKU Abe: 僕は感謝してますよ! >常磐さん
 KOUSAKU Abe: あ、それ思いました。>緑川さん
 緑川: 錆び→カメラ、ってなんとなく繋がるから
 緑川: 見落としがちですけどね
 緑川: あと、冒頭のマイケルって
 緑川: マイケル・ジャクソンでいいんですよね?
小野寺: え
 カヅヤ: !?
 KOUSAKU Abe: え!? うさぎ: 自分もそれかんがえました>緑川さん
 緑川: 白か黒か
カヅヤ: 詳しくおねがいします!
 緑川: メディアが云々で
 常磐 誠: 本当に知識量に脱帽……。
緑川: 踊り叫んだって、書いてあるからそうかなと
 Rain坊: アー確かにいわれてみれば
 KOUSAKU Abe: あいぼりー
 緑川: そうそう
 KOUSAKU Abe: わあ。確かに
 小野寺: ジャクソンだったのか
 KOUSAKU Abe: じゃあ、僕の読解失敗だ。
 うさぎ: Michael Jackson - Black Or White -
 KOUSAKU Abe: そうそうそれそう、
 KOUSAKU Abe: その曲 >うさぎさん
 緑川: マイケル・ジャクソンなら、エボニー&アイボリー、みたいな表現もあるけど
 カヅヤ: あー!なるほど…!全然分からなかった…。
 緑川: それとは関係ないかな
小野寺: ありそうだなあ
 カヅヤ: じゃ、カメ奪い取っちゃう彼はマイケルと違う?
 緑川: えっと
 KOUSAKU Abe: 赤ってなんだろう、じゃあ……
 緑川: だけど、マイケル・ジャクソンと、本筋のエピソードがどう関係あるのか
 KOUSAKU Abe: ますますわからない……
 緑川: よく分からないですね
 KOUSAKU Abe: ああ
 KOUSAKU Abe: でもこれ黒人少年の話だ
 KOUSAKU Abe: 貧しい
 KOUSAKU Abe: 粉ふく白い跡って書いてある。
 KOUSAKU Abe: だからいいんだ。
 KOUSAKU Abe: 貧しい黒人少年が、来夏欲しくて盗んじゃう話。で、赤は一つのコントラスト。赤黒白の組み合わせは最強の色の組み合わせです。
 KOUSAKU Abe: 黒人というか、赤毛ってこともあると先住民族?
 緑川: マイケル・ジャクソンって、けっこう赤い衣装着てなかったかな
 緑川: スリラーとか
 常磐 誠: (マイケルジャクソンから一気に話が加熱してる! しろくまさん的には気づいてほしい要素だったんだろうなぁ。)
きてる印象ありますよね。>緑川さん
 Rain坊: 自分はどっちかというと黒ってイメージなんですが・・・
 緑川: バッドとかは黒ですね、衣装
 KOUSAKU Abe: 「赤白黒は、コカコーラからナチスまで」byJack White
 緑川: へえ
 KOUSAKU Abe: まあ、赤はこの際、白にも黒にもなる色ってことでしょうけど
 常磐 誠: へぇ?! ばっかりだ……。
 KOUSAKU Abe: タイトルがモノクロームだし、白黒が重要なんですよ。それで、赤はどちらにもなる、アクセント。更に、血とかとも結ばれるし、物語上不可欠な色。
KOUSAKU Abe: ってことじゃないでしょうか。
 うさぎ: なるほど
常磐 誠: 自分もそう思います。しかし赤が白にも黒にも、っていうのはやっぱり映像から入っていくしろくまさんらしい切り口……。
 KOUSAKU Abe: 血脈と肌の色ってことですよ。
 KOUSAKU Abe: 映像だけでない
 KOUSAKU Abe: これは練ってあるぞ。
 常磐 誠: 練ってないとこの短さでここまで書ききれないですよ。すごいと思いましたもん。
 緑川: 時間帯は、何時頃でしょうか?
 緑川: やっぱり、夜?
 常磐 誠: そこがつかみづらい。何せ登場人物から背景から全部モノクロで再生されちゃうもんだから。
 KOUSAKU Abe: よるかな。。。血が光を反射してれば、白くなりそうだけど、物影だからいいのかな。
 常磐 誠: でも白昼な気もするんですよね。私からすると。
 緑川: レンガを投げつけてガラスを割っても誰も気づかないから、夜なのかなと
 KOUSAKU Abe: うん
 KOUSAKU Abe: やっぱり盗むならよるって思っちゃいますね。
 小野寺: 自分も夜と思って読んでました
 常磐 誠: でもやっぱそっかー。盗むなら夜、ですよねぇ。
 KOUSAKU Abe: ただ、物影なんです。塔の。
 緑川: そうそう
 KOUSAKU Abe: だから昼間かもやっぱり。
 緑川: 夕方? 薄暮の時間帯
 カヅヤ: (絶対関係ないけど、マイケルとライカでググってたらこんなんヒットしました…)
「ライカ0型が1.5億円で落札されたと思ったら、
マイケルがスリラーの映像中で着ていた赤黒の革ジャンが
同じくらいの金額でやはり落札されたのだという。」
 常磐 誠: 白昼でも陰ならどうにか逃げ切れる?
KOUSAKU Abe: 常に夜の街なのか??塔が影を落としているから。
 KOUSAKU Abe: www>カヅヤさん
緑川: しろくまさんも、知ってたのかもですね 緑川: >カヅヤさん
 常磐 誠: (どんな逸話や……ッ!!)
緑川: あと、ブリタニアの50ペンスとか、根拠なく出されてるのか
緑川: よく分からなかったり
 小野寺: 1,5億なのに常磐さんは7万と思っていた…
 カヅヤ: (関係はないかもしれないけれど、知ってはいそうですよね)
 緑川: けっこうマニアックな知識必要なのかな
緑川: この作品読むの
 常磐 誠: いやいや。普通に通販とかでかえちゃう類のライカですよ。僕が言ってたのは!>小野寺さん
 KOUSAKU Abe: やっぱり注釈付けていいと思いますよ。雰囲気出るって。。その方が。
物語が短いぶん、流れ切った後に注釈があると、スタッカートみたいに切れがいいです。
 緑川: 注釈あった方がいいかな、それかもう少し分かりやすく書くとか
 緑川: 知らない人には関係ないで終わりそうだし
 KOUSAKU Abe: 判りやすく書くのは賛成できませんね。
 KOUSAKU Abe: 今一つ。
 KOUSAKU Abe: ここまで練ってあるわけだし。
 緑川: あらかじめ知ってる人には分かる、でいいのかなとは思います
 緑川: 知らない人は関係ないで終わってしまう
 KOUSAKU Abe: そうですね。っていうか、注釈でも物語的に面白く読ませればいいんじゃないでしょうか。  辞書的でなくて。
 緑川: そう
 緑川: そういうことを言ってるんですよ、私は
 KOUSAKU Abe: oh!
 緑川: で、あと一か所
 緑川: カメラにフィルムを「装填」するっていうのは、普通の語法ですかね
 常磐 誠: 装填。言いません?
 緑川: あ、じゃあいいのかな
 KOUSAKU Abe: フィルムカメラ使ったことないなあ。けど、まあ、語彙的にはあってる。
 常磐 誠: (ホラーゲームの零の影響か……? とか本気で心配になっちゃうwww)
 うさぎ: 言いますね
緑川: 銃に弾丸を装填とか、そっちをイメージしてしまいましたが、考えすぎか
 KOUSAKU Abe: ググったら、その語用ありました。
> 言いますね グーグルで出てくる
 小野寺: では、盛り上がってますが、そろそろお時間ですので
 KOUSAKU Abe: はい
 小野寺: 次作に移ってもよろしいでしょうか
 緑川: えと
 緑川: すいません
 緑川: もう一点だけ
 KOUSAKU Abe: おお
小野寺: はい
小野寺: どう
 カヅヤ: (フィルムカメラ使ったことない、にジェネレーションギャップなう…/血涙)
 KOUSAKU Abe: マリア様……>カヅヤさん
 緑川: >天国があったら~
 緑川: >地獄があったら~
 緑川: ここのフレーズって、洋楽になんかありそうな気もするんですけど
 緑川: それも、私の考えすぎですかね
 KOUSAKU Abe: マイケルですか
 KOUSAKU Abe: もしかして
 緑川: ん~
 緑川: さっぱり知らないんですけどね
 緑川: マイケルからの関連で
 うさぎ: 自分もそれをそのまんま検索にかけたんですけど、ひっかからないんですよね
 緑川: なるほど >うさぎさん
 常磐 誠: もうカメラや! カメラやないか!! としか考えられなかった常磐です。
知ってるともう本当におもろくなる作品だなあ。
 KOUSAKU Abe: なるほど>うさぎさん
 小野寺: ありそうですね
 緑川: もし何かの引用、もしくは翻案だったなら
 緑川: 読者を置き去りにするようなやり方のような気もします
 KOUSAKU Abe: うん
 KOUSAKU Abe: ここは唐突でしたね
 常磐 誠: 確かに。誰にも伝わってない(緑川さん、うさぎさんがギリギリ)。
 KOUSAKU Abe: ただ、カメラの絞りを抽象的に言ったのではないかという気もします……まあ、置き去りにはされますね。
 常磐 誠: もう私はそれ一直線でした。
 KOUSAKU Abe: 物語中に在ることの意味はわかりませんでした。とにかく。
 小野寺: かなり分析されましたねえ
 緑川: ということで、すいません。言いたいことは、とりあえず以上です
 小野寺: はいわかりました
 小野寺: では次作「ファナティック」
 小野寺: よろしいでしょうか
 緑川: はい
 KOUSAKU Abe: 小野寺さん「ファナティク」

まずこの小説を読み終えて、妙にすっきりした感覚を覚えた。最後鳴海が死んでしまうにもかかわらず、小説の中の乾いた雰囲気のせいだろうか、それとも終わるべきタイミングで終わったからだろうか。これは良いすっきりさ、である。友人の死が最後であったとしてもだ。ファナティク、つまり熱狂というのは寧ろ世間の方だろう。1992年、冒頭に書いてある年は、バブルが弾けた直後であり、まだ世間はうかうかしていたのではないだろうか、それは両方の意味で。つまり、いまだ夢想に囚われている人、そして悪夢に沈んでいく人、この両方で。そして主人公は実のところその煽りの世界で生きていて、乾いている。社会におけるフェーン現象とでも言うべき熱がここにはあるかもしれない。魚河岸だろうがなんだろうが、あまり臭わない。主人公は作中で感覚の鈍磨を体験している。その上、いや、それゆえ転がりつづける。転がることは意識的でなく重力に従うだけかもしれない。だがそれには熱がある。そう言う意味でのファナティクという事があるのではないか。また眞子はまさに熱狂の人物、ヒステリックとも言えるが、それは弱さの裏返しで、思えば泡というものそれ自体が弱さと熱狂を象徴しうるものである。トルストイを読みこんでいると言うあたりが、この人物の本質的な純真さを表しているし、弱さ故に反抗的になるという一面を表している。負けず嫌いは勝ちたいのではない、負けたくないだけで、弱いのだ。そして、主人公は負けられる、勝ちたいとも思わないかもしれないが、銃の店の店主にはむかっ腹を立てるし決して捨ててしまった人間ではない。けれど、感覚に対して距離を置いている。それは自分、あるいは他者のものにも。パチンコでも十連発でやめたり、勝てなくなった時に辞められなかったり、この人物も弱い。けれど負けられる強さがある。それは鈍いだけかもしれないが。そして、白川という人物という鳴海という人物といい、主人公は自分では理解しているのかもしれないが、結局読み終わって、今一つ理解できなかったのはなぜだろか。それは白川が気楽な人物で、鳴海が謎をもつ(洞察力の鋭い人間ほど、自分の中に洞窟をもつ)人間だったからということで、つまり、白川は奥行きがないけど上手く生きていける人間のタイプで、鳴海は上手く生きることもできる人間だったからだ。主人公はその奥行きを見定められないし、それどころじゃなくて金が欲しかった。けれど、最後だけは自分だけが判っているという状況に追い込まれる。思い返せば、という後悔に囚われる。そう、丁度ブコウスキーの「街一番の美女」のようなすっきり感と後味の悪さを兼ね備えている。とは言え、この主人公はブコウスキーにはなれない。なんといっても金を借りるからだ。随所随所で出て来る文学趣味も、ブコウスキー的でない。作家志望でなれないでいる、けれどその理由が判らないでぼうっとしていて、なれるという自身がない。ディレッタンティズムにも飽きた、そういう状態なのだろう。なんだか批判めいてしまったが、小説としてはもちろん面白かった。
うさぎ:小説の雰囲気が大好きです。
全体的な世界観が好きなのですが、三人称が苦手なので誰が誰なのか整理ができないでいました。
重箱の隅をつつくような話ですが、レストラン(?)「牛丼でもよかった」という部分が現代チックで違和感を感じました。
あと、パソコンやピストルの小道具が何か意味があるのかと思って読みましたが、うまく解釈できなかったのでもし意味があるのなら教えてください。
 小野寺: うさぎさん、外食産業は現代と当時とさほど変化ないです!
 カヅヤ: オフ会での小野寺さんの話などを思い出し、私小説的な要素が多い作品なのかなと思った。
で、勝手に「マトモに見えていた人たちが在る時突然ぶつっと壊れる」という話なのかな、と解釈した。(この解釈が違ってたら、以下の感想は的外れですすみません!)
私は、物語に因果とか理屈とかを求めがちなので、「そこに至る過程を!もっと!」と思ってしまって、もやもやしました。

90年代に子供時代を送っていたくせに、90年代の様相をこうやって描かれると、かえって新鮮でした。パソコン等の話(学校のパソコンはMS-DOSでした!)や、まだケータイも普及していないような、かといって80年代ほど古くない、書かれてるんだろうけれど、自分はあまり見聞きしない時代だったので、この時代をもっと読みたい、と思いました。
 *** 小野寺が6を追加しました ***
 緑川: 実体験かどうかは別として、種々のエピソードの関連のなさ、というか、あたかもいわゆる構成を無視したようなストーリー、断ち切られたように物語が終わっているあたりは、もろに「私小説」的だと思いました。文章的には、突然、場面が転換してたりする箇所が気になりました。
 うさぎ: えー、そうなの?初めて牛丼食べたのがこれくらいの年だったから(笑)>小野寺
小野寺: 牛丼は相当前からありましたね。50年くらい前かな。
 6: (こんばんわ。)
小野寺: こんばんは
緑川: 吉野家って昔、「牛丼一筋八十年」ってCM流してましたよ
 緑川: 30年くらい前
 うさぎ: それは調べたんですけどね、当時を覚えてないですけどね。
 常磐 誠: なんですって!?>緑川さん
うさぎ: そっか、なるほど>緑川さん
 KOUSAKU Abe: (6さんこんばんは)
 常磐 誠: (6さんこんばんです?)
緑川: 昔の「キン肉マン」に出てきますよ
 KOUSAKU Abe: 牛丼みんな好きだな!僕も好きだけど。
 小野寺: 牛丼で盛り上がってる!
 6: (どうもこんばんわー
 常磐 誠: あ、そか。そうでしたね。キン肉マン。
 うさぎ: こんばんは>6さん
 緑川: 6さん、こんばんは!
 カヅヤ: 牛丼というと、吉野家とかすき屋が広まった以降を想像してしまうから、違和感を感じてしまったのですが、むしろ逆で、安い丼物屋は普通にあったんだろうな、と、新今宮の安い牛丼屋を思い出しながら…
 小野寺: 新今宮…安すぎる
 小野寺: 私は安部さんのバブルの残滓というあたりは感服しました

小野寺: カヅヤさん、因果関係と言うのは今、自分の中ではもっとも遠くなっています

 カヅヤ: 遠く、というと
 小野寺: 因果なしで書きたい…
 緑川: それで、読み手に私小説的な感じを与えてしまうのかと
 小野寺: 私小説と言われれば、「はい」もろにそうです、と言うほかないです
 KOUSAKU Abe: そうでしょうね。
緑川: 最初、西村賢太を思い出しましたから
 KOUSAKU Abe: 因果関係がないというのは、この場合、エピソードがひとつひとつ断ち切れているという言う意味でもちいているのでしょうか。
 緑川: 構成を拒否しているということでしょうか?
 小野寺: 個人史が断ち切られているということではないのでしょうか
 KOUSAKU Abe: 思い出している状況、ってことですかね。印象深かった、ある一定の時期を。
 カヅヤ: 個人史,というと・・・
小野寺: 成育歴など
 KOUSAKU Abe: 失われた時を求めて、的ではないし。
 小野寺: 小さい頃こうだったから大きくなってこういう性格になったみたいな
 KOUSAKU Abe: ああ、演繹的にってことですね。
 KOUSAKU Abe: OKです。どうしてこんなこにそだっちゃったんだろね、って言われる感じですね。まあ、どうしてこんな俺になったのか、って感じでもいいですが。
 緑川: 偉人伝にありがちなパターンを拒否ってことですかね
 カヅヤ: 自分が、感想の中で用いた「因果がない」というのは、例えば友人がいきなり死んでしまうこととか、その伏線的なものがあまり見えない、という意味で用いました。
 小野寺: あ、そういう感じですね>緑川さん
 KOUSAKU Abe: ですよね >カヅヤさん
 緑川: 複線→伏線ですかね>カヅヤさん
 小野寺: いえ、その前から変調していたんですけど
 カヅヤ: (直してる最中に指摘されちゃう恥ずかしさ!///)
 常磐 誠: (ドンマイです)
 緑川: (すいません。余計なことを^^;)
緑川: えっと、それで構成しないというか、因果を書かないっていうのは 緑川: ある種の勢いかなという感じもします
 緑川: 文章的にもそうですし
 KOUSAKU Abe: というか、なんというか、最後そんなに唐突でしたか?前のあたりから変だってことは書いてあるし、無理している人間っているもんですからね。
小野寺: このごろ思うんですが「死」とういうのはほとんどの場合、突如思いがけなくやってきます
 KOUSAKU Abe: ええ、そう思います。
 小野寺: そういうのも書きたかったんですね
 緑川: カフカの「審判」みたいな
 カヅヤ: 前のあたり…片付け手伝いのことを指しているとしたら、自分は「そこ」が唐突に感じて。
 緑川: 冒頭で、蒼ざめた、とか
 緑川: 書かれてますけど、なんというか
 緑川: 先で、死んでしまうような書かれ方ではないような
 6: (すいません、あしたあさはやいので失礼いたします。みなさま合評愉しんでくださいまし)
 緑川: (おやすみなさい、6さん)
 小野寺: カフカはあまり意識してなかったんですが
 KOUSAKU Abe: (おやすみなさい6さん)
小野寺: おやすみなさい
 うさぎ: (おやすみなさい6さん)
 常磐 誠: (おやすみなさいです。6さん)
 常磐 誠: (そして自分も失礼します。申し訳ないですが……。おやすみなさいまし。)
 小野寺: おやすみない
緑川: (おやすみなさい、常磐さん)
 KOUSAKU Abe: なんというか、僕感想でも書いたんですが、街一番の美女が凄い唐突なんです。でも、それは主人公の視点だからであって、それだけ主人公が鈍感ってことはあらかじめわかっているし、なんというか、人は死ぬ時には死んでしまう事に、唐突とか言ってられないってことです。
 KOUSAKU Abe: (お休みなさい常磐さん)
 Rain坊: (すみません、ちょっと自分も調子が悪くなってきたので寝ます。おやすみなさい)
 小野寺: レインボーさんありがとう
KOUSAKU Abe: (お大事に、Rain坊さん)
 緑川: この作品の場合、本筋とは関係なく、勝手に死んでいった感じですね
 小野寺: 無理なさらずに
 うさぎ: おやすみさい
 緑川: (Rain坊さん、おやすみなさい、)
 緑川: まあ、全体が、どこが本筋なのか分からない、というか想定されてない感じです
 KOUSAKU Abe: ただ、主人公を見定めるには必要なエピソードって感じですね。私小説って、緑川さんとカヅヤさんおっしゃってましたが、そう言う事なんだと思います。
カヅヤ: 小説を読んで感じる唐突さと、小説を読んで「死って唐突だよな」と感じるのとでは、ちょっと違う気がして、私は、後者の印象は得られずに、前者の印象を強く受けてしまって。
 緑川: さっき言いかけましたけど、文章そのものも結構唐突感あるところ、ありますよ
緑川: 小説の展開と、文章の書かれ方と、この作品は関連してると
 KOUSAKU Abe: まあ、もう一クッションあっていいとは確かに思います。構成的に。
どうぞ
緑川: ちょっと語りますね
 緑川: 1.一文に多くの情報が書かれすぎていて、すんなり読みにくい箇所がある
小野寺: 作者が言うのもなんですが確かに素材そのままっぽい
 緑川: 「蒼ざめた背の高い鳴海が覇気なく立っていた」
 緑川: 2.突然、場面が転換する
 緑川: 3.簡単すぎて雑な印象を与える文章がある
 緑川: 「眞子は彼にキスをした」
緑川: と
 緑川: こういった文章の特徴が、作品全体の構成の特徴でもあるかなと
 緑川: 思うんですけど、いかがでしょ
 KOUSAKU Abe: 同意です。 KOUSAKU Abe: 1については、でも、許される場合もあるかなって、思います。ただ、3との不調和があるから良くないなって思います。
小野寺: 3については納得です
 緑川: 今挙げた3つの点、いろいろと例証できますけど
KOUSAKU Abe: クライストの小説に1みたいな感想付けたり、ブコウスキーやヘミングウェイに3みたいな感想つけるのは無理でも、小野寺さんの場合は、それが混在することで、語り手(特に私小説だし)のブレが感じられることになるかも。特にこんなに疲れている主人公だから、3で統一した方がいい気がします。
 緑川: その方がいいのかな、やっぱり
 緑川: あえて言えば、小野寺さんご自身が、たくさん詰め込んで書きたいという志向をお持ちのように見えます
 KOUSAKU Abe: そうですね。紙幅ないし、思いきって書いた方がいいのかも。簡潔な方で統一して。
 小野寺: やってみます
 KOUSAKU Abe: 情報をもっとぶつ切りにして、エピソードをどんどん断片に落としていくんです。
 緑川: 文章もですね、もっとそぎ落とせます
小野寺: 今回、志向したのは時間です
 緑川: 「鳴海と共に乗り込むと鳴海は猛スピードで一方通行を逆走していた」とか
小野寺: 時間を同一にしたかったということです
KOUSAKU Abe: 時間、感じますよ、いろんな意味で。
 KOUSAKU Abe: 同時進行ですね。これ、殆ど時間進んでないですもん。
 KOUSAKU Abe: 世間ってうるさいなああ、って感じの溜め息をついてそう。
 緑川: その狭い時間幅にいろんなものを詰め込もうとされてると
 緑川: 一文に情報が詰め込まれているのと同じことなのかも
小野寺: なるほど
 KOUSAKU Abe: だから、これほんと断片的、スナップ的なんですよね。
写真の枚数は増やしていいかも、コマ数というか。
 うさぎ: お話中、すんません。自分、明日あるんでそろそろ寝ます。
 うさぎ: 失礼します
小野寺: 了解です
緑川: 私もそろそろ落ちますね
 小野寺: おやすみなさい
 KOUSAKU Abe: おやすみなさい、うさぎさん。 、
 KOUSAKU Abe: おやすみなさい緑川さん
 小野寺: 緑川さんおやすみなさい
 緑川: 明日、早いので(TT
 カヅヤ: お疲れ様です…あ、うさぎさん、最後に…!
 カヅヤ: 貼りたかったレモンの漫画が…!
KOUSAKU Abe: まあ10時始まりでしたしね。
 小野寺: もう落ちました
カヅヤ: あう・・・
 緑川: レモンの漫画って何でしょ?
 緑川: よかったら教えてくださいな
 KOUSAKU Abe: ってか、前回流れたぶん今日凄い張り切ってたんですよ。実は。
 小野寺: 梶井の漫画化ですか
 カヅヤ: いいや貼っちゃえ…。うさぎさん作品の「レモン」のシーンで爆笑しながら、とっさにこの漫画を思い出しまして…。
http://twitpic.com/9dqhny
 緑川: それこそ、イメージフィルムにしかならない >檸檬
 KOUSAKU Abe: この漫画ww
 カヅヤ: ぶったぎり失礼しましたー!(ツイートしとこう…)
 小野寺: いえいえ
 緑川: 爆発するんですね、この鳥が
KOUSAKU Abe: このメッセージは削除されました
 カヅヤ: いえ、客が萌死する爆弾なので鳥ちゃんは爆発させません!
 カヅヤ: すみません、戻りましょう…!
 小野寺: いえ、時間も時間ですしそろそろ終わりましょうか
 KOUSAKU Abe: 皆さん、明日ありますものね。
 小野寺: カヅヤさんどうでしょう
カヅヤ: ですね。そろそろ。・
小野寺: ではこれで第二回の合評は終わりにします
小野寺: みなさんお疲れ様でした
 カヅヤ: お疲れ様でした。
 KOUSAKU Abe: お疲れさまでした。ではまた!
 小野寺: ではおやすみなさい
カヅヤ: おやすみなさい
 小野寺: 来週もよろしく