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イ子の部屋(第2回)

 

 

♪ルールル、ルルルルールル、♪

 

イ子: はい、みなさんこんばんは。イ子の部屋の時間です。第二回目。ゲストには緑川さんをお呼びしています。緑川さん、よろしくお願いします。

緑川: はい、よろしくお願いします。

イ子: 今回、うさぎさんが観覧席におられますが、うさぎさんには、通話の様子を、チャットに残してもらっています。よろしくお願いします。

うさぎ: はい。

イ子: では早速始めていきたいと思いますけれど。

緑川: 事前にイ子さんからお話をいただいていたのは、私の創作遍歴と、文学観についてでしたね。

イ子: はい、そのあたりをうかがえたら、と思っています。この間ふと思ったんですけれど、緑川さんには、これまでわたくし、あまりそういうお話をうかがうことがありませんでした。

緑川: そうですね、こちらからあえてお話することもなかったかな。

イ子: よい機会と思います。よろしくお願いします。

 

イ子: ではまず緑川さんの創作遍歴についてうかがいたいのですけれど、緑川さんは、いつごろから創作を始められたのですか?

緑川: 最初は読むだけでした。小説を書き始めたのは、二十歳を過ぎてからになります。十代から二十代にかけては、詩を書いていましたね。

イ子: 小説を書き始めるよりも、詩を書き始める方が早かったんですね。

緑川: はい。

イ子: 本は、どのようなものがお好きだったんですか?

緑川: ええと、以前からドストエフスキーや芥川龍之介などが好きで、読んでいました。でももっとさかのぼると、学校で中島敦を読んだのが、「文学」に入ったきっかけかもしれません。そこから太宰治へ行きました。

イ子: 緑川さんはわたくし、日本文学も、海外文学も読んでおられる印象をもっています。

緑川: 外文はフォークナー、ヘミングウェイなど。本屋で手に入りやすい作品から入りました。

 

イ子: さきほど詩を書かれていたとおっしゃっていました。今の緑川さんのスタイルからは、少し意外の感があります。

緑川: はい、もともとは詩なんですよ。

イ子: その頃書かれたものは、誰かに読んでもらっていたんですか?

緑川: そうですね、けっこう評価されていましたよ。精神科の先生にも、詩を読んでもらっていました。

イ子: どういう思いがあって、詩を書いておられたんですか。

緑川: 思いというか、書いているうちは、「必然」を感じながらやっていました。でも書いてからは、勢いに任せてしまうんじゃなくて、推敲も熱心にやるようにしていました。

イ子: そんな緑川さんが、詩から小説にうつっていったのは、何かきっかけがあったんですか。

緑川: 就職がきっかけですかね。いつものように詩を書いていたら、物語が出てきたんです。ここを膨らませて書いていったら、物語になるぞ、と。そうやって書いてみたら、もう詩じゃなくて、小説らしいものになった。

イ子: なるほど、当時はどれくらい書いておられたんですか。緑川さんといえば、短編のイメージがありますが、やはり短編を?

緑川: はい、十数年前……書き始めた二十代のころは、掌編が中心でした。十枚程度のものです。でもとにかく一日でたくさんの量を書いていましたね。詩は今、どこにも載せていませんが、掌編は後でネットを使うようになってから、いくつか発表しています。昔は手書きでしたが、パソコンを使うようになってからは、データをフロッピーやCDに残すようにしました。

イ子: そうですか。わたくし、緑川さんの小説はいくつか読ませていただいていますけれど、緑川さんの詩は読ませていただいたことがありません。詩は最近も書いておられるんですか?

緑川: 今は書きません。小説を書くようになってから、だんだんと詩が書けなくなってきたんですよ。

イ子: ふむふむ。うかがってみると、緑川さんは二十年以上の創作歴をおもちのようで驚きます。作品のストックがかなりあるんじゃないかと思いますが、ご自分で読み返されることはありますか?

緑川: あります。

イ子: どうですか、当時のものを読み返してみられて。

緑川: いいですね。今は絶対言えないようなことを書いていて。当時だから言えたことが、たくさんあるんです。そういうのを思い返しながら読みます。

イ子: わたくしは緑川さんほどの創作歴をもっていませんが、分かりますよ。ときどきmixitwitterのつぶやきや、昔書いた作品を読み返して、「ああ、こんなこと考えてたなあ」と、にやにやすることが多いですから(笑)緑川さんは、公募はされなかったんですか。

緑川: 考えたこともありますが、当時十枚程度の掌編の応募先って、あまりなかったんですよ。

イ子: なるほど。

 

イ子: それから十年以上、ずっと小説を書いてこられたんですか。

緑川: いえ、空白の時期があるんです。だんだん仕事が忙しくなってきて。

イ子: だんだん責任が重くなってくるわけですね。

緑川: そうですね、責任が重くなって、仕事の量もふえて。私の仕事は、土曜日も日曜日も、あまり関係のない仕事ですから。

イ子: その空白の時期は、小説を書けなかったと。読むことは続けておられたんですか。

緑川: それも実は難しかった(笑)小説は読んだり、読まなかったりでしたね。

イ子: 仕事で遅く帰ってきて、疲れ果てているのに、それから文字に集中するのって、本当に難しいことだとわたくしも思います。その空白の時期をやり過ごされて、また復帰されたのは、何かきっかけが?

緑川: 読む方の復帰は、吉田修一の「熱帯魚」でした。こんな生活をずっと続けていたらいけない、と一念発起で読み出した現代小説でした。この作品のおかげで、ほとんど興味を失っていた現代文学にまた注目したくなりました。

 高橋源一郎や、小林恭二もおもしろかったですね。海外文学では、前とあまり変わりませんが、やはり、カフカ、ドストエフスキー、ゴーゴリなどにひきつけられまして、読んでいました。

イ子: 緑川さんはよくドストエフスキーの名前を挙げられますね。緑川さんはやはり、ドストエフスキーに影響を受けたところがあるのでしょうか。

緑川: はい、ドストエフスキーは、四大長編も好きなんですが、いちばん好きで影響を受けたのは「死の家の記録」です。

イ子: それはどういうところからですか?

緑川: これはドストエフスキーの獄中体験記のような作品で、舞台は閉鎖空間なんです。そういう場所で、主人公は普通の生活を送っているんです。いや、もちろん普通じゃないんですけど。語り手や視点が、私に合うように思いました。

イ子: 緑川さんに合うとは?

緑川: 「死の家の記録」は、主人公が獄中で、さまざまな人間を観察しているんです。けれど、本人もその一員として、特殊な空間の中に生活しているんです。

イ子: ああ、なるほど。そのお話をうかがって、緑川さんの諸作にも結びつくようなところがあるように思いました。『月刊twitter文芸部』の二〇一二年四月号に、緑川さんは「僕と職場仲間の話」を投稿されていますが、これもまさしく、ブラック企業という現代特有の特殊な状況にいる人々のお話でした。この作品で主人公「僕」は、職場仲間を観察している。けれど「僕」自身も異常な状況を、普通に過ごしている一人なんです。

緑川: たしかにそういうところがあるかもしれませんね。あと私は、カフカの短編集にも惹かれるんです。本野亨一訳の「ある流刑地の話」が好きで。

イ子: カフカをどういう風に読んでおられるんですか。

緑川: よくカフカは、「実存」や「不条理」という言葉で語られますが、私はそういうふうには読みません。ドストエフスキーの大審問官(「カラマーゾフの兄弟」)も同じです。ユーモアの一つとして読んでいて、それは、人の見方、ものの見方につながると思うんです。たとえるなら、一つボタンが掛け違ってしまうことで、世界の様相がずれていくというような。

イ子: なるほど、カフカ作品は、行動と結論が結びつかないですよね。こうなったから、こうなる、という因果が、致命的にずれている。

緑川: はい、そういうのって、現代文学につながってきているものだと思います。原因と結果が、ボタンを掛け違えたみたいにずれている。そういう状況が、私たちの実生活にも多いんじゃないかな、と。

イ子: だから「僕と職場仲間の話」がリアルなのか! あれ、人間が口から火を吹いたり、とつぜん「僕」がパートの主婦と濃厚なキスを始めたりするんですよね(笑)とてもおかしな話なのに(笑)、「ひょっとしてあり得るかも?」というような、妙な説得力がありました。

 

イ子: 話をさかのぼって、書く方に復帰されたときのことを教えてください。

緑川: 空白期間も書きたい気持ちはあったんです。以前は若さと勢いで書けたんですが、仕事が忙しくなってからは、そうもいかなくなって。けれど七、八年前くらいでしょうか。それより前に比べれば、少し仕事が落ち着いて、時間が取れるようになったんですね。だからまた書くことができるようになりました。

 復帰後は、前ほどのペースではなく、間隔を置いて書いていました。とくに人に読んでもらうことを考えずに。今思えば、怠惰な文学青年だったと思います。一生懸命読んだり書いたりしなかったですね。

イ子: 怠惰な文学青年ですか。こういうことがさらっと言える緑川さんは大人だなあと思います。それからしばらくして、ネットにハマったんですよね。

緑川: はい、ネットゲームですね。ハマったのは、二〇〇八年ごろです。ブログを作って気楽な記事を書いていたんですが、そのネットゲームで知り合った人と日替わりで、連載のようなものを書くようになりました。

イ子: 日替わり連載とは、二次創作のようなものですか?

緑川: いえ、一次創作がメインでしたよ。

イ子: ネットから創作に広がる、といえば、わたくしの友人が、高見広春の「バトルロワイヤル」の設定を借りて、オリジナルバトルロワイヤル(通称オリバト)をネットで発表していたのを思い出しました。そういうものを発表できるサイトがあるんですね。ユーザーがそれぞれ自分でクラスメイトを設定して、掲示板に、小説の形式で発表するんです。ネット時代の創作の方法だと思いました。

緑川: そういうものがあるんですか。私の方は、その二年後、二〇〇九年から二〇一〇年にかけて、「大航海時代」というネットゲームにハマって、また日替わり連載を始めていました。「作家でごはん!」にも投稿している時期がありました。けっこういい評価をもらっていましたよ。あの頃一緒に創作をしていた仲間は、どこに行ってしまったのか、ほとんど見えませんが。

イ子: わたくしも「作家でごはん!」を利用していたことがあったので、ひょっとすると何度か交流があったかもしれませんね。ネットゲームや連載の方は、今もやっておられるんですか?

緑川: いえ、卒業しました。卒業のきっかけはtwitter文芸部です(笑)

イ子: なんと。twitter文芸部がきっかけですか。

緑川: はい。mixiで、当時はまだ部員ではなかった小野寺さんを介して、当時部長をしていたイコさんとお知り合いになって。

イ子: 記録をたどってみると、twitter文芸部が始まって三年、緑川さんとイコが出会って丸二年になるようですね。直接の交流は、短編小説を書く企画(文芸企画)から始まりました。そこから、twitter文芸部に入りたいと、緑川さんからイコに声がかかり。

緑川: はい。

イ子: わたくしは例の企画で読ませていただいた、「目覚め」(『月刊twitter文芸部』二〇一二年一月号に掲載)という作品がすごく好きで、一緒にやらせてもらえるのはとても嬉しく思いました。

緑川: ありがとうございます。今は停滞気味ですけどね(笑)

 

イ子: さっき少しお話しましたが、緑川さんのひとつの特徴として、公募に意識がないことが挙げられると思うんです。言いかえれば、職業作家になろうという意識がない。

緑川: そうですね。私、公募に合わせたものが書けないんですよ。それにみなさんのように「文学」をやっている、という強い意識がないんです。エンタメでもなんでもいいから、面白いものを読みたいし、作りたい。

イ子: twitter文芸部のメンバーは、創作をやっている人間としてけっこう当たり前なのかもしれないですけど、イコも含めて、プライドが高い人たちが多いと思います。けれど緑川さんには、そういうものが見られないんですよね。

緑川: はい、それはないです。

イ子: すごい割り切り方だな、と思います。小説を書いていると「自分はすごい!」「自分ならやれる」って、気負うところが出てきてしまうことの方が多いんじゃないかと思うんですけれど。冷静に自己分析が出来るんでしょうか。

緑川: 「俺はすごいぞ」っていう人を、ずっと見てきたからかもしれません。

イ子: 緑川さんみたいな存在は珍しいと思います。

緑川: 書き始めは、それでも自意識はありました。自分の書いたものに興奮していたこともありました。でもけっこう書いてくると、そうならなくなってくるんですよ。

イ子: 自分の書いたものを過大評価されないんですね。

緑川: 人から感想をもらって、自己評価とは違うところで、手ごたえが得られることはありますよ。

イ子: わたくしは、どうしても自分の作品に対して、過大評価をしてしまいます。

緑川: それは、いつかは抜けます。

 

イ子: 先ほどのお話をうかがって興味深く思うのは、緑川さんの作品にも、その考え方が反映されているように見えることです。緑川さんの作品を読ませてもらって思うのは、作者の思いが、あまり主張してこないということです。とくにネットのアマチュア作品に多いんですが、小説じゃなくて、作者を読んでいるように感じられる作品があります。「おれを見て!」と自意識が主張しているんです。けれど緑川作品では、そういう主張がなく、作品の中に入りやすい。登場人物は、作者の考え方ではなく、その人物なりの考え方で自由に動いているように見えます。

緑川: なるほど。

 

イ子: 緑川さんは今後、どういうものを書いていきたいですか?

緑川: 今、それが定まっていない状態なんですけど、とにかく「すごい」ものを書きたいですね。

イ子: すごいものとは、緑川さんにとって、どういうものでしょうか。

緑川: 普通の文章で書かれた普通の物語だけど、読んだ人の心に何かひっかかるものがあるような作品です。

イ子: なるほど。緑川さんはtwitter文芸部のホームページの部員名簿に、こう書いておられます。

『執筆にあたっては読みやすく、分かりやすく、面白い作品が目標です。あ、ついでに少し独自の隠し味を入れたりして。読むことも好きです。ここで、お互いに刺激を与え合えればと思います。』

 同じことを言っておられるように思います。

緑川: そうですね。

イ子: 緑川さんは先ほど、いわゆる「純文学」や「エンタメ」などジャンル的なものにこだわりはない、と言っておられました。ここでもやはり、そういう定義から離れて、感覚的かつ、読み手にしか決められない「面白い」という言葉を使っておられます。何かご自分の中に、自分はこういうスタンスだ、○○はこうあるべきだ、と言いきってしまいたくないようなところがあるんでしょうか。

緑川: あります。

イ子: 何かに縛られたくないというような?

緑川: はい、動物的な感覚で書いているのかも。

イ子: 「反○○」や「○○主義」というような言葉が似合わないんですよね。定義づけられることから自由になろうとしておられるように見えます。作風も「エンタメ」とも「純文学」ともいえないように思えます。じゃあ「中間小説」かというと、うまく言えませんが、それともちょっと違うんですよね。定義ができない。素晴らしいことなんじゃないかと思います。似た例を挙げると、「爪と目」で芥川賞を獲った藤野可織の作品は、純文学系の雑誌に載っていながら、ホラーの要素を含んでいる。彼女の作品は一応「純文学」と呼ばれていますが、まだ何とも名づけられていないような小説世界を築いているように思うんですね。

緑川: なるほど。

 

イ子: もう一つ思うことがあります。緑川さんの言葉は「感覚語」だということです。造語みたいなものですが。

緑川: 感覚語ですか。

イ子: 緑川さんの使われる言葉には、論理的なニュアンスがないんです。「感じ」に素直で、自由で、論理じゃない。

緑川: ああ、そういうところ、あるかもしれません。小説も理詰めで考えませんし。

イ子: プロットを考えてメモしたりもしませんか。

緑川: とくにしません。

イ子: 女性作家が好き、ということはありますか?

緑川: ああ、それは分かりません。ただ、ミステリーはダメですね。理詰めで何かを解決しようとするものには心を惹かれません。それよりは「情念」が好きです。ドストエフスキーのような。

イ子:  部員の中には、ちゃんとお話するまで、緑川さんのこと、女性だと思っていた人がいると思うんです。わたくしも、はじめはどちらか分かりませんでした。ものの考え方や小説の書き方が、男性的というより、女性的……いえ、性別が分からない、中性的な感じに見えるんです。

緑川: それは「作家でごはん!」でも言われました(笑)

イ子: わたくしが実際に緑川さんとお会いしたときの衝撃は、今でも忘れられません(笑)みなさんにも実際に緑川さんと会って、それを体感してもらいたいです(笑)

緑川: そうなんですか(笑)自分では男性的とか女性的とか、あまり考えません。

イ子: うーむ、さすが緑川さん。性別すら超越している(笑)

 

イ子: さて、今日は緑川さんの創作遍歴や文学観について、色々うかがってきたわけですが、色々と話してみて、いかがでしたか。

緑川: そうですね、今までこういうことを誰かと話したことがなかったので、面白かったです。実は自分の過去には、今まであまり関心がありませんでした。ですがこうやって順を追って話してみることで、きちんと時系列がつながってよかったです。

イ子: 最後に一つうかがいたいことがあります。これはイ子の部屋に来ていただいた方みなさんにお聞きしようと思っていることなんですけれども、さしつかえなければ、緑川さんの、小説を書く順序を教えてください。

緑川: 順序ですか。そうですね。①まず「思いつき」です。実際にあったことや夢で見たことから、小説に書きたいことがピックアップされます。②次に取り憑かれたように、そのことをずっと考えます。③ノートにメモはしません。小説は頭の中で出来上がっていきます。④文章にするときは、集中して必死に書きます。

イ子: なるほど、書いているときは、とにかく集中されるんですね。

緑川: そうですね。私はけっこう途中で止まった作品でも、書く期間を空けて、また書き出すことができます。あと、これは矛盾したことなのかもしれないんですけど。

イ子: はい。

緑川: 私、人にアドバイスするときは、プロットを書け、と言うんですよ(笑)

イ子: そうなんですか(笑)

緑川: ええ、ちゃんと考えて決めてから書きなさいって。

イ子: でもその「決める」という作業を、緑川さんは頭の中で行っておられるわけですね。すごいですね。

 わたくしも「決める」ことは大事だと思います。けれど最終的には、プロットからはみ出てしまうようなものが、いい作品になっていくんじゃないかと思うんですね。人間が一度に頭の中で想像できることには限界がある。自分を裏切っていくのも大切なんじゃないでしょうか。緑川さんが、未完成の作品を中断させてから、時間を空けてまた書き始められるのは、当初の自分になかった部分が、加わっているからだと思うんですね。

緑川: なるほど。

イ子: ちなみに、今後のご予定は?

緑川: 最近は長いものを書けるようになってきたかもしれません。長編向けの文体、短編向けの文体を模索していきたいと思います。

イ子: 楽しみにしています。ではこのあたりで、イ子の部屋を終わりたいと思います。緑川さん、観覧席のうさぎさん、どうもありがとうございました。

緑川: ありがとうございました。

うさぎ: ありがとうございました。

 ♪ルールル、ルルルルールル、♪

 

(文責:イコ)