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特集 『もっと日本文学。』

あまりある自信:うさぎ

 

部員うさぎが書く小説『あまりある自信』は、現実に倦み疲れた高校生のもとに、映画のキャラクターが現れ、校舎を爆砕せよと囁く。虚実の境が曖昧だろうと少年はスイッチを何度も押す。あなたはこの虚々実々に耐えきれるか?

 

體:常磐誠

 

「僕」は見る、先生の太い指、そして火葬場。そこでいじめられっこの少女は、父の死に直面していた―。孤絶した少女と無力感にさいなまれた「僕」、二人が下した、最後の決意は―生か、死か。

 

ファナティック:小野寺那仁

 

魚河岸から漂う生臭い風の中で彼は目覚める。殺風景な部屋の中には、一つの奇妙な贈り物が―。90年代を舞台に、纏わりつくような閉塞感を描く【小野寺那仁「ファナティク」】。緩やかに生まれた綻びは、ある日突然加速する。

 

流離:安部孝作

 

焦燥感は受験生を哲学者にする。きっと本当の自分に気づく旅路だから。つらい受験もかけがえのない青春になる。

 

杳子試文:日居月諸

 

雑誌初登場ながらいきなりの100枚。国文学学術論文ばりの精確さを備えた論考。古井由吉の芥川賞受賞作『杳子』における愛のかたちとその構造に限りなく肉薄する渾身の長編論文!

 

泉鏡花『高野聖』について:る

 

部員るによる断片的鏡花論を収録。『高野聖』を例にあげながら行動描写と心理描写を対比させ、描写における「花のひとひら」に注目を喚起させる文章。彼(る)の言う「架空の花」とは何なのか。鏡花文学への愛に満ちた出発。

 

私たちの旅は、いま、はじまったばかりのところなのだ:とーい

 

部員とーいによる愛惜に満ちた吉行淳之介にまつわるエッセイを収録。こぼれるような吉行の愛と悲しさに寄り添いながら語る文章です。「吉行はより始原的な、思春期そのものを常に描いたように思えてならない。」(とーい)

 

馬琴からはじまる文学史:6、日居、小野寺

 

部員小野寺、日居、6による鼎談「馬琴からはじまる文学史」。渡辺直巳氏著『日本小説技術史』第1章を元に語り合う。日本の近代小説は西洋直輸入の産物なのか。その生い立ちはもっと遡るものなのか。 

 

システマティックな小説制作をめざして:Rain坊、常磐、日居

 

 Rain坊×常磐×日居による対談。アニメの話からゆるりと始まった対談は次第に深みを増していき……。三人が導き出した結論とは!? あなたは『  』を探し出せるか?