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木の翼:る

木は旅を好むが、深く根を張っているためにどこにも行けない。哀しみのこもった姿に同情を寄せる主人公の元には、鳥が梢で羽を休めるように多くの断章が訪れる。離別、愛情、旧懐、諸々の感情が枝のように連なって「遠く」へと広がっていく、情緒あふれる短編。

 

ヒトリと一人:Rain坊

引っ越してきて間もない彼女はマンションの古びたエレベータに閉じ込められる。そこでヒトリと出会うのだが。彼女は一人、ヒトリもまたヒトリという歪んだ空間で葛藤が渦巻く。ショートミステリの新機軸!

 

風が吹くたび春が来る:日居月諸

『ものがそこにあること』と『ものがそこにある仕組み』との間に横たわる存在論的問いそのものである画家見習い中原との再会を経て、主人公は嘗ての恋人である悠との関係を再び見つめなおす。「見ること」に拘り続けた作者の新境地へ。


瑠璃色の記憶:とーい

サトルは夜の街に炸裂する光を目撃した。奇妙なことにその出来事はどこにも報道されない。幻か真実か。サトルは不可解な気持ちを晴らすために歩きだす。偶然みつけた幸運な出逢い。やさしく光るペーパーウェイトはいつもあの夜を思い出させる。